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タイでの「海老の三種炒め」簡単でうまい。スープも作っちゃおう!

「今晩は何にしよう?」
外食が多いが億劫なので、家で食べたいと
チェンマイの主夫は思う。


「冷蔵庫に茹でエビの買い置きがあったっけ」。
エビはタイでは安くてうまい。


ふだんは生のエビを市場で買うが、
たまたまスーパーに茹でエビが、220グラム(中14尾)
88バーツ(約290円)ほどで売っていたので
主夫の感覚が買わせた。1尾20円。


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「さて、どう料理するか?」
いつもは、エビマヨやエビチリが多いのだが、
今日は主夫一人とワンちゃんだけ。
犬は、甲殻類は食べない。


「14尾が同じ味では飽きて食えない!」と
いうのを理由に、「手間もかけずにどうしよう?」と
考えて得た結論は:


「そうだ、『エビ3種炒め』でいこう」と、
ワンちゃんを散歩させながらひらめいた。


早い話、エビを5尾ずつに分け、一種は
バター炒め(塩コショウ)、
2種目は、マヨネーズ炒め(みりん掛け)、
3種目は、ケチャップ和え炒め(ウスターソース追加)で
簡単に調理した。


結果:
うまかった。
飽きなかった。


料理は、あれこれ混ぜ合わせるのもいいが、
うまい味を簡単に引き出すのもいいかなと思う。


ビールとごはんとみそ汁で完食。



続き:

おっと。食べ残した身付き殻。
いい匂いが残っている。
そのまま捨てるにはもったいない。

スープを作るべし。
そのまま鍋に入れて、お湯で煮詰めるだけ。
これも簡単。

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フランス料理の「海老のビスク」ほど濃厚ではないが、
いい香りと味が出た。うまい。

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人間は、動物や植物の犠牲のもとに生きている。
感謝!



# by ucci-h | 2021-07-19 21:35 | タイでの食 | Comments(0)
チェンマイの街や野を彩る花々とそのエピソード(第12回)




チェンマイの街や野を彩る花々とそのエピソード(第12回)



前回は、ピンクの花の前半。
3つ紹介しましたが、覚えていますか?



①お正月に山の上で見られる「ヒマラヤザクラ」。

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②タイ桜とも称される「ピンク・トランペット・ツリー」。
 タイでの呼び名は「チョンプー・パンティップ」。

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③そして、タイでは主に2種類が目立つ「さるすべり」(百日紅)でした。

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いずれも、咲く場所は違いますが、印象的なピンク色の花を咲かせます。



残るピンクの花も、もう3種あげることにします。
まず、写真を掲げておきましょう。

4.
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5.
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6.
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4.コスモス


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コスモス(秋桜)は、日本でも秋の風物詩ですので、
なじみ深いですね。
秋の風が立ち始める頃、風ににそよぐ道端のコスモスは、
なんとも守ってやりたいような可憐な風情です。



コスモスは、特にトロピカル・フラワーというわけでは
ありませんが、原産地はメキシコの高地です。



タイでも園芸用によく植えられています。
チェンラーイの名門ゴルフ場「サンティブリ」の
スターティング・ホール脇のコスモスの群生は
爽やかな気持ちにさせてくれます。



コスモスは宇宙という意味。
整った秩序がこの花の特徴なのですね。



コスモスは、タイ語でも「コスモス」。


もうひとつ、
コスモスには、普通のコスモス(コスモス属ビピナタス種、
和名「大春車菊」オオハルシャギク)と違う
「キバナコスモス」という、
暑さに強い黄色い花の「スルフレウス種」があります。

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英語では、その色から「サルファー・コスモス」
または「イエロー・コスモス」と呼ばれます。

橙色に近い濃い黄色の花を咲かせます。



タイ語では、「黄色いコスモス」ではなく、
「ダーオ・グラチャーイ」(広がる星)という
しゃれた名前になっています。


ちなみに、「メキシカン・アスター」(メキシコの星)は、
イエロー・コスモスではなく、ふつうの桃色のコスモスの別称です。



ともにメキシコが原産地だそうです。
山の上と低めの土地の違いでしょうか?



同じコスモス属ですが、種が違うから交配しないと言われますが
ほんとうでしょうか?
自然交配はないとしても、同じ属なら人工交配はできないのでしょうか。





5.日日草(マダガスカル・ペリウィンクル)


「マダガスカル・ペリウィンクル」(Madagascar Periwinkle)
と言われても何の花なのかわかりません。


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マダガスカル原産で、マダガスカルが名についている
花はわりに多い。
もっとも、マダガスカルがついていない、有名な花もあります。
タイの代表的な花として最初に掲げた
フランボワイヤン(火焔木)がその例です。



マダガスカル・ペリウィンクルとは、「日日草」のことです。



日本では夏の花壇にピンク系の可愛らしい
小さな花をたくさん咲かせます。
次々に咲くので、日日草の名がついたと言われます。


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英語名は、「ペリ」で「周り」に、「ウィンクル」で
「拡がる」ですので、この花の次々に咲く有様を表したのでしょうか。

と思ったら、ラテン語の「pervinca」(結びつける)から
来たようです。
つる性の植物なので、茎が巻き付きながら成長していきます。



タイでは公園などに、ピンク色の可愛らしい花を咲かせています。



タイ語では、「ペーン・プアイ」。
プアイは、ノズル、噴出口、ペーンは、高価なもの。
ノズルの高価品?
語源の意味は、わかりません。



似た名前の花に「百日草」がありますが、
これは、赤い色の花のところで紹介しましょうか。
こちらも暑い夏に長く咲く花ですが、
名前は似ていますが、容貌はだいぶ違いますね。




6.スナップ・ドラゴン(金魚草)


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日本では、金魚草(花弁が金魚の形に似ているから?)は、春の花です。
地中海沿岸が原産地だそうですから、トロピカル・フラワーでは
ありませんね。



常夏のタイでも、その品種、花の色の豊富さから、
北タイの比較的高地に園芸植物として植えられています。
花が重なって縦長に咲いているのが特徴でしょうか。


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タイ語は、英語そのまま。
「サネープドラゴン」です。



日本では金魚に似せていますが、
英語名は「スナップ・ドラゴン」(snap dragon)。
「かみつき龍」と龍の口に似せています。
ずいぶんイメージが変わりますね。


なお、スナップドラゴンという言葉は、
スマホのCPUの性能数字として
別の世界で使われています。




ピンク色の花は、以上の計6つで終わり。
次回は、赤の花をみてみましょう。
いくつに絞りましょうか。




(第13回へ)




# by ucci-h | 2021-07-13 20:02 | タイの花々 | Comments(0)
チェンマイの街や野を彩る花々とそのエピソード(第11回)


チェンマイの街や野を彩る花々とそのエピソード(第11回)



チェンマイの花シリーズも、「代表的な花」から始まって、
「白い花」、そして最も多い「黄色い花」と見てくるうちに
10回を過ぎました。



今回はその他の色の花、ピンクや赤、オレンジ、紫色など
へ行ってみましょう。



「主な色分けにどんなものがあるかな?」と考えているうちに、
「虹の色分け」と、もうひとつ、タイならではの「誕生曜日の色」を
思いつきました。


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虹の色は、波長の長い「赤」が屈折率が小さく外側で、
内側は、波長の短い紫ですね。
日本では、外側から順に、「赤橙黄緑青藍紫」の
七色に分けられていますね。



ふだんの会話であまり使わない「藍色」が
青の濃い色として入っているのが面白いですね。
「紺色」でもなく・・。



なお、「虹」が虫偏なのは、
虫はもともとヘビ(爬虫類)の象形文字でした。
大蛇が天に昇り、龍になる。
龍が天空を貫くとき、虹ができると古代中国では
考えられたようです。




もうひとつ。


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タイ人は誕生日よりも、「誕生曜日」が大事というのは
ご存知ですね。
自分の生まれた日の曜日によって、「マイ・カラー」と
「マイ仏像」が決まってきます。




七曜は「ネバー・オン・サンデー」とか
「サタデー・ナイト・フィーバー」とか
「TGIF」(サンク・ゴッド・イッツ・フライデー)などと
言うもので(いずれも古いなあ)、
西洋から伝わったもののように見えますが、
古代バビロニアの占星術が起源の七曜は、
東洋にも古来からあったようです。



日本でも、世界最古の日記と言われる
平安時代の藤原道長の日記「御堂関白記」にも曜日が見られます。


当時は、サラリーマンもおらず日曜は休日という習慣もなかったでしょうが、
吉凶の判断に七曜は使われたようです。



タイ語の「今日は、何曜日?」という表現からは、
タイ人には曜日が重要視されている様子がうかがわれます。
英語も日本語も、週の中の日を問うのに対して、
タイ語は、曜日を問うのに、もろに「何の日?」(ワン・アライ?)と問います。
「今日は何日?」は、「ワン・ティー・タオライ?」(いくつ目の日?)です。



タイの誕生曜日の色は、日月火・・の順に、
「赤・黄・桃・緑と黒・橙・青・紫」です。
水曜日生まれだけは、午前が緑、午後が黒と分かれます。
ちなみに、私はクロです。



虹の七色と対比させますと(黒は除く)、6つの色が共通です。
虹に藍があるのに対し、誕生曜日に桃色(ピンク)が
あるのがタイらしいですね(どこが!?)。


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花の色で見ますと、青や緑はあまり見ませんね。
赤・ピンク・橙(オレンジ色)・紫の4色が候補です
(黄色は出演済みです)。




前置きが長くなりましたが、
ピンク、赤、オレンジ、紫色の花を訪ねることにしましょう。



1.ピンク色の花


もっとも、ピンクは赤の薄いもの、オレンジは赤の黄色味がかったもの、
紫は、赤に青が加わったものと見れば、4色とも赤系統の花と
言えるかもしれません(紫は冷色系なので、他の暖色系とはちょっと違うかも)。


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実際、4つの色の中間で分類しにくい色も多くあります。
なので、ここは、えいやっと、代表的な色ということで
4つに分けてみました。




まず、桃色です。
ピンク色の花の写真を6つ挙げてみましょう。
日本でも見られる花があります。


1.

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2.
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3.
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4.
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5.
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6.
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なお、タイを代表する花ブーゲンビリアは、
(今回の花シリーズで最初に取り上げましたが)
「ペーパー・フラワー」とも称され、
赤やピンク、オレンジなどいろいろな色があり、
ピンクもペーパー・フラワー風できれいですが、
除きました。



半分以上わかったら、大正解です。





1.ヒマラヤン・チェリー(ヒマラヤザクラ)



ピンクの花の代表と言えば、「サクラ」ですね。


タイには、“サクラ”が見られます。
ソメイヨシノではありませんが・・。


タイ人もサクラが大好きです。



お正月ごろに山の上で咲く「ヒマラヤザクラ」と
乾季の終わりに見られる「チョンプー・パンティップ」
(タイ語。「パンティップさんの桃色」)が代表でしょう。


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もっとも、後者は「タイのサクラ」と俗に言われますが、
後述しますように、花びらもサクラとは全然違い、
「桜みたいな樹木」と言った方がいいでしょう。


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もともと、サクラの原産地はネパール当りと言われますので、
ヒマラヤザクラは、日本の桜の先祖みたいなものです。


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なお、サクラはバラ科の植物ですが、その次の属となると、
日本には豊富なので、その属は、サクラ属(セラサスcerasus属)と
独立していますが、欧米などでは、広義のスモモ属(プルナスprunus属)の中で、
桜は桃や梅と同居しています。




新年になって何日か経った頃、チェンマイの山
ドイプーイなどに登って見ますと、
高い木がまばらに立っており、山桜が咲いています。
ヒマラヤザクラです。
日本のソメイヨシノなどに比べれば、可憐さは薄く、
野生の木の花という感じです。


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やはり花吹雪や花筏の風情を見るには
日本に行くのが一番ですね。


コロナ禍により、この2年、日本の桜を
見損なっています。




2.ピンク・トランペット・ツリー(桃色ノウゼン)



これが、タイ桜と呼ばれる「チョンプー・パンティップ」の
正体です。
花はサクラと同じピンク色ですが、よく見るとラッパ型の花をしています。
ピンクのトランペットそのものです。


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和名で「桃色ノウゼン」と称されますように、ノウゼンカズラ科の植物ですが、
同じノウゼンカズラ科の黄色のゴールデン・トランペット・ツリーと
区別するため、頭にピンクが付けられています。
ともに、ブラジル地方原産の木です。



タイ語で「チョンプー・パンティップ」(パンティップさんの桃色)と呼ばれるのは、
ラーマ5世時代に王族であったパンティップさん(今では
コンピュータ関連のお店に名が残っていますが)が
この花を好まれたので、この名が付けられたと言われます。
桜とは違いますが、満開のチョンプー・パンティップは、見事な咲きっぷりです。


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3.クレープ・マートル(さるすべり)



「crepe mirtle」(クレープ・マートル)と言われましても、
何のことかわかりません。
「さるすべり」(百日紅)のことです。
“monkey slipping”などとは、残念ながら言いません。



英語名のクレープ・マートルは、
マートル(白い五弁の銀梅花)風のクレープ(花がやや縮れている)の花
が付くことから来ています。



日本では、サルスベリは夏を思い出させます。
鮮やかな濃桃色の花は、3~4か月も咲いているでしょうか。
百日の紅(ヒャクジツコウ)は、もっともなネーミングですね。




サルスベリは、花の色もピンクから白、赤紫とありますが、
種類も多くあります。



代表的な種は、「Lagerstroemia indica」(ラガーストレミア・インディカ)という学名の
インド亜大陸原産の「サルスベリ」(百日紅)です。
中国原産という説もありますが。
日本にまで広がっています。

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なお学名は、カール・リンネに植物を届けた、
スウェーデン東インド会社の役員ラガーストロームから来ています。




もう一種、「Lagerstroemia speciosa」(ラガーストレミア・スペシオーサ)という
サルスベリもあります。


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スペシオーサの名からうかがえるように、
大きめの花を付け、背丈も葉も大きい。
ピンクから薄紫の色が目立ちます。


和名は、「大花百日紅」(オオバナサルスベリ)です。
英語では、「ジャイアント・クレープ・マートル」です。

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(樹の花図鑑・気ままに自然観察より)

大花サルスベリは、バナナならぬ「バナバ」(フィリピンのタガログ語)とも呼ばれ、
フィリピン産のバナバ茶は、血糖値を下げる健康茶として売り出されています。




また、「プライド・オブ・インディア」(インドのプライド)という別名もあります。
“インドのプライド”なら、素直にインディカ種の方だろうと思いますが、
どうも、このスペシオーサ種を指すようです。
こちらの方が大きいからかな?




常夏のタイでも、サルスベリのピンクの花は目立ちます。
インディカ種もスペシオーサ種もあります。
スペシオーサ種、オオバナサルスベリは、街路に見かけます。
インディカ種を林の中に見つけると、何ともきれいに見えます。



タイ語では、サルスベリは、「インタニン」です。
タイ一番の山「インタノン」と似ていますね。
チェンマイのコーヒー店の名前で、インタニンを見かけます。


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「大花百日紅」は、正確には、「インタノン・ナーム」と
ナーム(水)が付くようです。
水辺に多く見られるからでしょうか。



日本でも見かけるふつうのサルスベリ、インディカ種は、
正確には、「イーケン」と呼ぶようです。
聞きなれない名前ですが・・。





今回はここまで。

残るピンクの花3種は、次回に見てみましょう。



(第12回に続く)




# by ucci-h | 2021-07-10 18:13 | タイの花々 | Comments(0)
チェンマイの街や野を彩る花々とそのエピソード(第10回)


チェンマイの街や野を彩る花々とそのエピソード(第10回)



チェンマイの花シリーズも、代表的な花から始まって、
白い花、そして最も多い黄色い花と見てくるうちに
はや10回目を迎えました。



ことにメインとなった黄色い花では、
高い木に咲く黄色い花が5つ、
低い木に咲く黄色い花が4つ、
草花の黄色い花が2つでした。


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(写真は、ゴールデン・トランペットの花)

復習のために、
それぞれの木の写真と
その特徴を再掲しておきましょう。




1.高い木に咲く黄色い花


1-1.ゴールデン・シャワー・ツリー
    (タイの国花「ラチャプルック」)

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乾季(寒季)の終わりごろ、高い木から
黄色い花が降り注ぐ様は、これぞタイの花に
ふさわしい感じがします。



1-2.ゴールデン・トランペット・ツリー
    (ブラジルの国花「イペー」)

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2つ目もゴールドがつきます。
モクレンを黄色くしたような、もやもやとした花が
たくさん高い木につきます。
よく見ると、花は先が五裂したラッパ状の黄色い花です。



1-3.カッパー・ポッド・ツリー
    (火焔木に対する「黄炎木」)

まさに火焔木の花を黄色にしたよう。
やや縮れたような黄色い花をたくさん付けます。

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1-4.カソッド・ツリー
    (タガヤサン「鉄刀木」)

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木の枝に沢山ついた黄色い花は、やや平らに見えます。
堅いこの木は唐木のひとつです。



1-5.バターカップ・ツリー
    (別名「イエロー・コットン・ツリー」)

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金鳳花(バターカップ)のような花を付ける木ですが、
実際、空を突き上げるような黒っぽい枝につく黄色い花は、
一重より八重の方が多い感じです。




2.低い木に咲く黄色い花


2-1.ゴールデン・トランペット
    (アラマンダ)

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背丈に満たない低い木ですが、
濃い緑の葉を背景にした漏斗状の黄色い花の対照が
きれいです。中南米原産です。



2-2.イエロー・トランペット・ブッシュ
    (神代植物園にもある「金鈴樹」)

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大きなブッシュを形成しますが、ラッパ状の花は
重たい感じです。
葉っぱにはギザギザがはいっています。



2-3.イエロー・オリアンダー
    (黄花夾竹桃)

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密生したブッシュが高くなるので垣根などにも植えられます。
ただ、毒性が強いので、子供は遠ざけた方がよさそうです。
細い葉と風車のような黄色い花がきれいです。



2-4.キャンドル・ブッシュ
    (別名「ゴールデン・キャンドル」)

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水辺に生える低木ですが、
黄色い花房がろうそくのように見える木です。
センナ属に属し、白癬菌の症状などに効くようです。




3.二つの黄色い花の草花



3-1.オンシジウム(蘭)
    (ダンシング・レディー・オーキッド)

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「踊る婦人のラン」という別名を持つ、黄色の主要ランです。
木や枝に生える「着生蘭」ですが、
その垂れ下がった姿は、とても優美です。



3-2.メキシコひまわり
    (別名「ニトベギク」、タイ語で「ブア・トーン」)

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タイには、ひまわりの群生地がいくつかありますが、
11月に山を覆うタイ北西部メーホンソン県の
日本軍の遺跡の近くのブア・トーン畑は見事です。




以上、計11の黄色い花。覚えられましたか?
今回は、黄色い花の復習編としました。




次回は、ピンクや赤、オレンジ、紫色へ行ってみましょう。




(第11回へ続く)
# by ucci-h | 2021-06-27 23:24 | タイの花々 | Comments(0)
チェンマイの街や野を彩る花々とそのエピソード(第9回)



チェンマイの街や野を彩る花々とそのエピソード(第9回)




ここまで、チェンマイで黄色い花の咲く木々を8つ紹介しました。
残る黄色い花は、草花に見える3種類となりました。


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北タイには、もっともっと黄色い花はありますが、
あくまで、私が勝手に選んだ11種の黄色い花の世界での話です。




さて、ヒントがなくても、これら3つの花は想像がつきますよね。



a. 黄色い洋ランは?


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まず最初のきれいに垂れ下がった黄色い花は、ランですよね。
そして、その種類は?
それが答えです。



ランは、地球上でもっとも種類の多い植物だと言われます。
数え方によりますが、地上の植物は30万種類ほどあって、
ランは、うち1割近くの2~3万種あると言われます
(ラン属には、およそ28,000の種があると言われています)。



ランは、地上から生えるだけでなく、岩から生えたり、
他の木から生えたり、その生命力は、花の優美さと不似合いなほど
たくましいですね。



蘭の多いタイでは、ランは英語でオーキッド(orchid)ですが、
英語読みの「オーキット」か、タイ語のランの一般語「グルアイ・マーイ」
(「木のバナナ」がなぜランになったのでしょうかね)で呼びます。

と言っても、あまりランについて話すことはないので、
指さしで買っちゃいますね。




日本では、大きく「東洋ラン」と「洋ラン」に分かれるそうですが、
東南アジアのタイのランは、どちらに入るのかと聞きたくなります。

洋ランに入るようです。東洋ランは東アジアだけのようですので。




さて、問題のタイの黄色いラン(洋ラン?)は、
主要な洋ランの一種、「オンシジウム」(Oncidium)でした。


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赤黒い斑点がはいった舌を出したような形の小ぶりの花を
小枝からやや重そうに垂れ下げています。

全体では優美な麗しい形です。




その他の主要な洋ランには、高く木に着生する「デンドロビウム」(長生蘭)や
地から生える「シンビジウム」(ゲイショウ蘭)があります。



チェンマイの街や野を彩る花々とそのエピソード(第9回)_d0159325_16092496.jpg

(dendrobium)

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(cymbidium)


また、木に付く着生ランの女王「カトレヤ」(ラン科カトレヤ属)
(むかし、喫茶店の名で有名だったなあ)
は有名ですね。

チェンマイの街や野を彩る花々とそのエピソード(第9回)_d0159325_17501080.png


カトレヤ(cattleya)の名は、ブラジルから届いたつるからこの花をイギリスで
開花させた英国人ウイリアム・キャトレー(cattley)から来たそうです。



あのタイ国際航空に乗るとくれる、赤紫の洋ランは、
タイで栽培されている、オーストラリアやニューギニアが原産の「デンファレ」
(デンドロビウム・ファレノプシス)です。
これも主要なランですね。

チェンマイの街や野を彩る花々とそのエピソード(第9回)_d0159325_16365616.jpg



通称「デンファレ」は、デンドロビウムとそれより持ちの長いファレノプシス(別の属種)との
交配種と思っていましたが、そうではないようですね。
デンドロビウム属の一種で、ファンレノプシスのように蛾の形をしているので、
「ファレノプシスのようなデンドロビウム」ということのようですね。



ラン科オンシジウム属には、約330種のランがあるようですが、
オンシジウムの別称が「ダンシング・レディー・オーキッド」(踊る夫人のラン)と
いうのも面白い呼び方ですね。

チェンマイの街や野を彩る花々とそのエピソード(第9回)_d0159325_17384551.jpg


別名で「カンディアン・ダンサー・オーキッド」とも呼ばれますが、
花の形が、スリランカ中央高地のカンディー(Kandy)地方の踊りの形に似ているからとか。
そういえば、そっくりですね。


チェンマイの街や野を彩る花々とそのエピソード(第9回)_d0159325_21524580.png


ちなみに、英語では「バタフライ・オーキッド」、
和名では「スズメ蘭」というそうです。
いずれも小さな生物がたくさん羽ばたいているように見えますね。




b. 池の淵のつくしんぼうのような黄色い花房は?



次の、池のふちに咲いている黄色いつくしんぼうのような
花房のついた花は何というでしょう?


チェンマイの街や野を彩る花々とそのエピソード(第9回)_d0159325_22031405.jpg


学名「センナ・アラタ」(senna alata)。
英語の普通名ではいろいろありますが、「キャンドル・ブッシュ」
または「キャンドルスティック・センナ」が一般的でしょうか?

その色と形からして、「ゴールデン・キャンドル」(黄金のろうそく)
がふさわしいかもしれません。



「エンペラーズ・キャンドル・スティックス」という別名もあります。
由来は知りませんが、
同じ題名の、1937年のアメリカのソ連を舞台にしたスパイ映画がありました。
戦前の映画です。邦題は「皇帝の燭台」。

チェンマイの街や野を彩る花々とそのエピソード(第9回)_d0159325_17164627.jpg

燭台の中に手紙をしのばせることが種となっています。




この「キャンドル・ブッシュ」は、水辺に咲く草花だと思っていましたが、
高さが3~4mにも及ぶことがある木だそうです。
草花ではなく、木に入れなくてはいけませんね。




この中南米が原産地のマメ科センナ属の植物は、センナ属ですから、
第7回で取り上げた「カソッド・ツリー」(センナ・サヤミア、鉄刀木)と
同じセンナ属に属します。


センナ属ですから、薬として重用されます。
キャンドル・ブッシュは、水虫・たむしのような白癬菌の
症状に効くようです。


でも、どうやってわかったんでしょうね?

きっと、昔の人で爪水虫のひとが、池の淵でこの花をたまたま
踏んだら直ったとかあったのでしょうか?




c. ふつうのひまわりに見えますが・・?



さて、3つ目の、最後の黄色い花はわかりますね。
「ヒマワリ」です。

ひまわりと言っても、普通のひまわり(キク科ヘリアンタス属)ではなく、
キク科「ティソニア属」と別の属に入る「メキシコひまわり」
(メキシカン・サンフラワー)です。


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「ティソニア」は、別名「ニトベギク」(新渡戸菊)です。

あの英文の「武士道」を書いた有名な新渡戸稲造が日本に持ち込んだので
ニトベギク(nitobe chrythantemum)の別称が英語にもあります。


チェンマイの街や野を彩る花々とそのエピソード(第9回)_d0159325_17230408.png


でも、ただ持ち込んだというだけで彼の名前が付くでしょうか?

その辺の経緯は、ネットで調べても判りませんでしたが、
おそらく、日本に持ち込み薬用などで普及させ、それがまた海外にもフィードバック
されたのでしょう。「ジャパニーズ・サンフラワー」という別称もあるくらいですから。

ニトベギクは、現在では、沖縄で健康茶として売られています。



メキシコひまわりは、真ん中の色の濃い筒状花が、
ふつうのひまわりよりも小さい感じです。



タイ北西部、チェンマイ県の西北、ミャンマーと国境を接し、
山に隔てられた「メーホンソン県」に、ひまわりで覆われた
大きな丘があります。

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11月ともなると、山一帯が黄色いメキシコヒマワリで
覆われ、それは見事な景観を呈します。



メーホンソンは、前大戦のビルマ戦線で
日本軍の敗残兵が逃げ帰ってきた「白骨街道」の
ある所です。

日本軍の司令部の置かれていた「クンユアム」の町には
戦争博物館があり、日本兵の遺品が展示されています。

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ひまわりの丘は、その郊外にあります。




戦争とひまわり。

メーホンソンのひまわりを見ると、
1970年のビットリオ・デシーカ監督の名画、
ソフィア・ローレンが主演した映画
「ひまわり」を思い出します。


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戦争で夫と引き離され、戦後ソ連まで探しに行く妻の悲劇です。
最後の画面いっぱいのひまわりの畑が目に焼き付いていますが、
これはウクライナで撮影されたそうです。

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チェンマイの青空の元、歩兵銃ならぬゴルフクラブを
担いで歩いていると、時々思います。
生まれるのが20年早かったら、ゴルフクラブどころか、
銃を担いで、チェンマイの山を越えて、ビルマに向かっていたのかも
知れないなあと・・。
平和をキープできるのは、ありがたいことです。




ちなみに、ひまわりは、カモミールと並んで、ロシアの国花です。
寒い国の国花が太陽を思わせるひまわりとは面白いですね。


なんでも、むかし、ロシア正教会が油脂類を取らないようお触れを
出した時、ひまわり油だけは抜けていたので、それ以来ひまわりが
広まっていったと言われます。


ひまわり油は、ウクライナとロシアが世界2大輸出国だそうです。




タイ語では、この花、メキシカン・サンフラワーを「ブア・トーン」と呼びます。
メーホンソンのメーウコー山にあるのは、プア・トーンの丘です。

ブアはハス、トーンは金色なので、「金色の蓮」です。
もちろん、ハスの仲間ではありませんが、この空に向かって
開いた花の様子が、タイ人の好きなハスの花を連想させるのでしょうか。


チェンマイの街や野を彩る花々とそのエピソード(第9回)_d0159325_17305406.jpg



余談ですが、本当のブア・トーンは、同じ黄色ながら、
「セント・ジョーンズ・ワート」(オトギリソウ)のことのようです。
まあ、おおらかなタイのことですから、名前がちょっと違うかななどと野暮なことは
言わない方がいいでしょう。



メキシコひまわりを最後に、タイの花の4番バッター
黄色い花シリーズは終わりです。



次のチェンマイの花シリーズは、可愛らしいピンク色の花を
取り上げたいですね。
うん?サクラも入るのかな?




(第9回終わり)




# by ucci-h | 2021-06-21 17:52 | タイの花々 | Comments(0)
  

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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