来年のタイは労働力不足が問題になりそうだという。
現在のタイの失業率は何パーセントだと思いますか?
EU(欧州連合)は10.1%、米国は9.6%と高く、日本も5.1%だ(いずれも10月)。
失業率の算定の仕方は、各国で微妙に違うので正確な横比較はできないものの、
タイの8月の失業率は、なんと0.9%と、2位のシンガポールの2.1%(9月)を
引き離して、アジア及び主要国で最低なのです。
もちろん失業率ですから、はなから就職をあきらめている人は求職者に
入りませんから、タイのように職を求めなくてもあまり困らない国では、
その分、失業率は低く出る面もありましょうが・・。
チェンマイあたりにいて、観光業、ガイド業、ホテル業関係で働く人を見ていると
なんとも就職難だなと感じますが、製造業を含めた全体像は、
いささか様子が違うようです。
「タイ国出荷業者協議会」の会長によると、実は昨年はじめ当りから
製造業の人手不足は始まっていたが、今年の世界不況がそのインパクトを
緩和してくれていたという。
来年は労働力不足が強まろう。なぜなら、ここ数年、タイの自動車製造、自動車部品、
電子産業、食品加工業などのキャパシティーが、世界需要の拡大を受けて、
大きく増えたからだという。
労働者不足を受けて、タイの工場の労働者の日給は325バーツ(約930円)以上、
ところによっては、400から500バーツ(1150~1450円)払っているという。
ちなみにバンコク地域の最低賃金(日額)は、今年から206バーツです。
タイの電子部品メーカー「SVI」社は、工場を買収し、生産能力を増やしてきたが、
来年末の稼動には、現在の従業員2400人に、さらに2600人を加えなくてはならないという。
労働力の補充には、外国人労働者に頼らざるを得ない。
タイの外国人工場労働者はどこから来るのだろう。
ビルマ、カンボディア、ラオスといった周辺国に頼るのだろう。
タイは、アジア一の外国人労働者活用国で、
マレーシアやシンガポールを上回る百万人以上の外国人労働者が入ってきている。
タイ人は、工場労働よりも、小売業、サービス業を好む。
食堂と髪結いサロンとマッサージが一番手軽なサービス業だ。
それと、特に観光業に特化している。
そのため、電子産業で20万人、自動車及び部品業で15万人足りないという。
タイでの職業教育を充実させないと、今後5年労働力不足が続こうと
国の開発局は警告している。
不況で職がなく、若者たちが就活にいそしまざるを得ない日本に比べると
うらやましい話だ。
チョンブリで190Bの最低賃金のところ、220~230Bをだす工場が増えています。
車業界はボーナスが6ヶ月とかざらです。。。
変に少子化してますし、労働意欲が無いですし、会社に忠誠心なんてかけらもないし、工場経営はたいへんですね。
そこにきて最低賃金を250Bにするなんてマーク君がいきまいてますから、、、民主党って世界中でこでもKYなんですね。
せっかく中国離れでタイが注目されているのに・・・
民主党って人気取りしか出来ない集団のようです。