タイの国会議員の来年の給与の引き上げは・・・15%
タイのサラリーマンの昇給率が、来年は平均5.1%になりそうだとか、
最低賃金の伸びが来年は平均6.7%と高いものになるとかで、
びっくりしていてはいけない、タイでは。

多くの反対を押し切って、12月14日の閣議で、国会議員(上院および
下院議員)の来年の+14.9%にのぼる高い昇給が決まった。
ただし、首相を含む閣僚の昇給率は、遠慮して、公務員と同じ5%アップに
抑えられた。

なぜ、こんな高い昇給率が「国家賃金委員会」(NWC)から提示され、
そのまま閣議承認されたかというと、現在の議員たちの収入は、その職に
ふさわしくないからというものだ。

タイの議会は、下院480議席、上院150議席(今、半分は任命制)から成るが、
上下両議員とも、現在の月給62,000バーツが71,230バーツに引き上げられる
(これに加わる月々の手当て42,330バーツは変わらず)。
合計すると、104,330バーツ(税金を引かれると8万バーツ強の手取り)が
113,560バーツに増える。実質の増加率は8.8%ほどとなる。

国際的には低いのかもしれないが、上院議員の中からも、上げすぎだとの
反対が出ていた。一般の反対の主旨は、議員たちは、議会の出席率も、起案率も低く、
仕事に比べて収入は高いぐらいではないか、というものである。

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議員には、会議に出席ごとに1,200バーツの手当てが出るが、
どうやら、それでも出席率は低いようだ。
15日の新聞のカートゥーンにも、通常はガラ空きの議場だが、
給与引き上げの議題のときだけは、議場一杯の漫画が出ていた。

立憲君主制のタイ王国だが、議会民主制の実質的な定着には、
もう少し時間がかかるということなのだろうか。
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by ucci-h | 2010-12-18 11:44 | アジア諸国の賃金

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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