とても高い伸びを示した。
輸出入は船便が主力だが、タイの主力港はどこだか知っていますか?
そう、バンコクの東、チョンブリの、ゴルフ場の名前にもある「レムチャバン」港ですね。
レムチャバン港は、世界の港のコンテナー取扱量でどのくらいの位置にあるでしょうか?
日本の横浜、神戸と比べてどうでしょうか。
世界の港湾ランキングが、1位ニューヨーク、2位ロッテルダム、3位香港、4位神戸、5位高雄
だったのは、もう30年も昔のことです。
今や1位は3,000万個(20フィート・コンテナー単位、2008年)のシンガポール。
それを急拡大の中国の各港が迫っている。
2位は2,800個の上海。3位が2,400万個の香港。4位が2,100個の深圳。
5位に1,300万個で韓国の釜山が来る。6位に1,200万個でUAEのドバイ港が。
7位から9位までが1,100万個から1,000万個で、寧波、広州、青島と中国勢が入る。
ベストテンのうち、6港が中国の港である。
アジア勢が目立つが、12位は970万個で台湾の高雄。14位に800万個でマレーシア
西海岸のKLの西の自由港ポート・クランがはいり、
17位にも600万個でマレーシア最南端のタンジュン・ペレパス(PTP)が入る。
タイのレムチャバン港は、500万個で20位ほどだ。
ちなみにすっかり立ち遅れた日本からは、400万個の東京港の24位がトップだ。
空港と一緒で、ハブ港湾の整備でも日本は取り残されてしまっている。
日本の5大港東京、横浜、名古屋、神戸、大阪を全部あわせても、1,500万個。
かろうじて、釜山1港に匹敵する程度だ。
レムチャバンからの出荷は、今年も10%増と期待されている。
増加する出荷に対応すべく、タイでは南部のパク・バーラ港とバンコクから西へ200キロの
ビルマのダウェイ港の開発が企画されている。いずれも、これらは、西のアンダマン海への
航路を開くものである。
http://uccih.exblog.jp/12458702/
日本の旅行客は、仁川や台北から海外へ、
日本企業の貨物は、釜山や高雄から、外国へ送られる時代になってしまった。
安くて便利な港が好まれるのは、当然の成り行きだ。
横浜市歌にある百船千船はもう遠い昔なのか。
この国のシステムは本当におかしいね。
公共の利益より個人の利益が優先される変な国だからね。