首都ビエンチャンに証券取引所が誕生した。
ラオスは、中国、ベトナムに次ぐ社会主義国だが、
面積では、カンボジアより少し大きいが、山岳部が7割を占める。
一人当たりGDPでは2,200ドルと、カンボジア(2,066ドル)をわずかに上回り、
ミャンマー(1,159ドル)を上回るが、タイ(8,100ドル)の3割ほどしかなく、
多くは、1日2ドルで暮らしているという。
人口は600万人の小国である。
そのラオスに、韓国の協力で、この日、証券取引所が開設され
株式2銘柄が上場した。ひとつは、ラオス電力の子会社の「ラオス電力発電」、
もう一社は、「ラオス外国取引銀行」、いずれも国有会社である。
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今年中には、私企業も3-5社、上場するかと見られている。
今後5年間で、証券市場で80億ドルほどが調達できるかと期待される。
ここまで、ラオス企業は主に銀行からの短期ローンで資金をつないできた。
2009年ラオスは貿易ブラックリストからは外れたが、
まだ「WTO」(世界貿易機構)には入っていない。
アジア大会にも、サッカーのアジアカップにも
参加していなかったなあ。
経済は今年、7.5%成長とアセアンでは一番高い成長率が見込まれている。
ラオスは電力(水力発電)のタイへの販売と、銅、金、銀の非鉄金属の
輸出で外貨を稼いでいる。
証券取引所の開設が、ラオスが近代化する礎になってくれればいいな。
今のベトナムのような失敗をしないでね。
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