悲しくも、身につまされる話である。
最近の報道によれば、プーケット(ここは西洋人の長期滞在者が多い)の
公立病院は、外国人の高齢者の医療費未払いに頭を悩めているという。
高齢者は年金を使い果たしたり、タイ女性と結婚して金の切れ目が縁の切れ目で
捨てられたり、何せ高齢者だから、病気になり病院に収容されることも多い。
しかし、医療費の支払いとなると、大使館を通じて本国の親類に呼びかけても
拒否されることが多く、大使館も個人的なことには援助できず、病院の負担となりやすい。
タイの病院は、これらの患者を放り出すことも出来ず、
最後まで見て、葬式まで出してやるという(真偽のほどは確認していないが)。
プーケットのバチラ・プーケット病院では、過去1年間に377人の記録的外国人を
収容したという。主にイギリス人だそうだ。
この病院は、昨年は17人の金なしの外国人の治療に130万バーツを使った。
病院によると、彼らは主にヨーロッパ人で、1年ビザは更新しているが、
健康保険も預金もないという。
リタイアメントビザを毎年更新するには、80万バーツ以上の預金か、
月6万5千バーツ以上の収入がなければならないが、彼らは偽の財務証明を
作っているようだ。
これら外国人の預金は、多く遊びと女で急速に使い果たされるという。
プーケットで家族を作ろうとタイ女性と結婚した男性は、その後
お金を持ち逃げされたと言う。
多くの場合、治療は、アルコール依存症や、肝臓、心臓疾患など
長期を要するものが多い。
政府はビザの許可のやり方を見直すべきだと言う意見もある。
外国人は、健康保険証を携行すべきとか。
政府は、外国人患者を助けるべきファンドを設置すべきとの意見すらある。
状況次第では、一部のダメ外国人のために、
今後ビザ発給がいっそう厳しくされる可能性もありますね。
なお、タイ国内の医療保険は、年配者には罰則的なほど保険料が
高いか、後期高齢者には保険そのものがないため、
母国の健康保険や、旅行保険に頼るしかなさそうですが・・。
日本の健康保険の有難味が判ります!
金の切れ目が縁の切れ目。いずこも同じです。
歳とると病気が怖いから永住はできませんね。