また1月末には来年の見通しをお伝えしたが、
ここにきて、業界大手の「プルクサ不動産」のCEOのトンマ氏は、
今年はコンドーの売り出しは増えないとの見方を示している。
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今年は、土地や資材コストの値上がりから、
新規コンドーの供給は、10~15%減少しようと見る。
しかし、昨年からの在庫や、投資家からの放出により、
住宅市場としては、昨年並みの10万2千戸、2,700億バーツほどと同レベルと見られる。
昨年は、戸数で58%、金額で48%という高い伸びだった。
今年に入っての最初の7週間で、プルクサ社は、15のプロジェクト、100億バーツの
コンドーを売り出したが、55億バーツ分(55%)が売れ、まずまずだったという。
なお、プルクサ社は2月21日に昨年の決算を発表したが、
売上は234億バーツと23%伸びたものの、費用の増加と、年前半での政府の奨励策の終了から、純利益は、4%減の34.8億バーツにとどまった。