「余震や放射能が長引きそうだから、‘チェンマイへの疎開’を
呼びかけてやったらどうでしょう?」というものでした。
「日本の人は国が大変だからと海外に逃げるということはあまりしないでしょうが、
一時的に疎開して元気を取り戻すというなら、人によってはあるかもしれないね」と
答えておきました。
そしたら、4月19日のバンコク・ポストにこれに関連する記事が載りましたので、
紹介しておきます。
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ロングステイ・ホリデーを推進するタイとしては、災害で心を痛めた日本の人に
心の平安を取り戻すまで、タイに来てもらうことは良いことだろう。
未曾有の大震災と放射能の危機は、海外に住もうという日本人の動きを加速するだろう。
日タイ観光協会の会長は、1-3ヶ月の滞在パッケージを用意できると思うと言っている。
日本の被災地が回復するまで3-6ヶ月はかかるだろうから。
放射能を避けて西日本に移る人もいるだろうが、国内はタイに比べれば、
生活費は倍ほどは高いだろう。
タイなら月3万から5万バーツ(9~15万円)で暮らせるパッケージが用意できる。
チェンマイには、すでに3000~3500人の日本人のロングステイヤーがいる。
日本の個人や会社が海外を目指すなら、タイが最適だろう。
同じ仏教、低い生活費、豊かな食物、親切な人々と揃っている。
昨年のバンコクの動乱騒ぎも一時的なことということで、タイ在住の日本人に
変化はほとんどなかった。
タイに在留登録されている日本人の数は、バンコクが34000人、チョンブリが3400人、
チェンマイが2600人となっている。
日本人は愛国的国民だから、国にトラブルがあったからと海外に移る人は少ないが、
さらにまた大きな地震や津波が来るなら、多くの日本企業は海外操業シフトを考えるかもしれない。
タイの中でも気候が比較的涼しいチェンマイは、日本人に向いている。
生計費の安さと犯罪の少なさがこれを後押ししている。
チェンマイの商工会議所も招致に熱心だ。
日本人が月に3万バーツ使ってくれると、チェンマイには年に10億バーツ
落ちることになる。
もし将来1万人になれば、年40億バーツと、名物の果物、竜眼の年間売り上げに匹敵する。
過去10年に日本人の退職者の海外移住は38%増えた。
36万人がアジアを選んでいるが、うち8割はタイを選んでいる。
チェンマイ商工会議所は、今後も年に10~15%ずつ日本人は増えると見ている。
そのためにホテル、アパートの部屋の10%ほどを確保しているという。
新しく来る人のために2000室あるという。
新しく来る人のために、タイ料理教室やタイ・マッサージ、さらに野菜栽培クラスを
開いていくという。
もっとも、10年滞在許可を出すマレーシアに比べれば、タイでは
毎年ビザを更新せねばならない。このあたりの政府の努力も望まれるところだ。
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なんだか、商工会議所の宣伝みたいになってしまいましたが、
さて、チェンマイ疎開する人は出てくるのでしょうか?
海外在住日本人は最前線で戦っている愛国心溢れる日本人だと私は思っております。チェンマイには借金地獄からの夜逃げやエロ爺さんも多いとは思いますが基本はそうです。ただ、日本人っていうのはチェンマイでも日本人会でなになに会社の役員だったとかいう序列が存在するそうですね。そういうのをタイに持ち込む日本人にだけはなりたくないし、海外にはでていってほしいです。放射能日本にずっといて欲しいですね。