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タイの評論その1. 総選挙の行方
タイは今、議会が解散し、いよいよ来月末か7月初めに総選挙が行われようかという時である。
物価は上がってきたものの、経済はそれなりに拡大し、人々の生活は基本OKに見える。
しかし、隣国カンボジアと銃火を交え、国内での民主党政権への信頼も厚いものとは言えず、赤シャツ隊との対立を残し、国内的にも国際的にもやや不安定な状況である。
こういった中、定番の‘タイ風クーデター’のうわさは、常時出たり引っ込んだりしている。

バンコクポスト紙に、よその評論を紹介する「イン・プリント」という面白いコラムを持っている。
5月7日(土)のイン・プリントには、総選挙を控えての興味深いコメントが3種あった。
いずれも、今後のタイランドの政治・経済・社会を占うのに重要なポイントなのでご紹介する。

1.総選挙の行方(マティチョンの評論)

議会が解散されたが、なお本当に総選挙が行われるかどうかには、タイ人の間でなお懐疑心が強い。
それは、現民主党政権の裏には軍部がおり、また黄シャツ隊も総選挙を望んでいないからだ。
総選挙が行われれば、タクシン派の「プア・タイ(タイの為)党」が民主党を上回るチャンスがあるからだ
(実際、5月2~3日に行われたNidaの世論調査では、プア・タイが23.4%と民主党の20.2%を上回っている。未決断が52.9%もあるが・・)。

一方で、総選挙はぜひ早めにやるべしとの世論も強い。ここ数年の政治的対立に決着をつけるには、総選挙が一番いい方法だからだ。なお、タイの下院の議席数は480議席、比例代表で80、中選挙区で400が選ばれる。

総選挙前後にクーデターが起こる可能性は低いだろう。2006年9月のクーデターでタクシンを追い出した軍部も、今はその時と状況が違うことを知っている、何が違うかというと、タクシン派の赤シャツ隊の動員力である。携帯電話を持ち、集合場所を連絡しあう若者が多いことは(この前のエジプトみたいだが)、5年前と違う。

従って、影の力を持つ軍部としては(軍部といっても一枚岩ではないが・・)、クーデターに打って出るよりも、総選挙後の政治のキャスティングボートを取る手法に出るだろう。いずれの党が勝つにせよ、単独政権は無理で、連立政権となりそうなので、プラチャ・サンティ新党などの第3党とつながり、新政権への影響力を行使する手段をとることになるだろう。

続きは、次回に。

総選挙の行方は、まだ時間があり、わかりませんが、カンボジアとの関係、物価高騰の行方など、現民主党の足元を揺るがすかもしれない材料の行方が注目されます。

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by ucci-h | 2011-05-09 21:56 | タイの政治・経済・金融・為替 | Comments(0)
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北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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