昨年を上回っている。
昨年は12%の伸びで、28億ドルに達したが、
今年は15%伸びるかと期待される。
4月までの4ヶ月で、日本向け食料品輸出は24%伸びている。
日本の震災と復興需要が、伸びを大きくしている。
内訳は、加工チキン(食料品輸出シェア25%)が+32%、
魚介缶詰(シェア22%)が+30%、
冷凍えび(10%)が+10%伸びている。
タイの食料品輸出に占める日本市場のシェアは15%だが、
以前紹介したように、EU向けの16種の野菜が、農薬残留問題で、
今年は輸出自主規制されており、日本への輸出の好調さは、
その分を補って、タイの食料品輸出を支えている。
この4ヶ月で、タイの食料品輸出の総額は、50.5億ドルと、
前年比20%伸びている。
日本は、食料品の60%を輸入にたよっているが、
食料品輸入におけるタイのシェアは、2005年の4%から、
2010年には6%の上がっている。
この間、中国からの輸入のシェアは、16%から14%に下がっている。
タイから日本への食料品輸出の増加はいい話だが、
EUで指摘されたタイ産野菜の農薬残留問題、日本でも
問題になったというニュースを聞かないのはなぜなんだろう?
「タイのEU向け野菜の禁輸騒ぎ」
http://uccih.exblog.jp/12733782