増加する海外中小企業のタイへの直接投資
タイの「BOI」(タイ国投資委員会)によると、
今年のタイへの投資(直接投資及び出資)は予想以上に伸びていると言う。

5月までの5ヶ月間の投資申請額は、月400億バーツ(13.3億ドル)ペースを保ち、5ヶ月間で2000億バーツ(66.7億ドル)に乗せた。昨年比25%増である。
このペースだと年間5000億バーツ(167億ドル)に達すると見られる。

申請プロジェクト件数では、昨年同期比51%増の725プロジェクトになっている。
今年は特に、外国の中小企業からの申請が多く、その数は92件と前年同期比178%増となっている。金額にすると、37億バーツ、昨年同期の5.9億バーツから大きく飛躍している。

5ヶ月間の725件、2000億バーツの主なセクター別は以下のようになる。
・金属・機械分野 184件、630億バーツ
・サービス、インフラ分野 154件、420億バーツ
・化学・製紙・プラスチック分野 99件、370億バーツ
・電子・電器分野 108件、280億バーツ

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直接投資だけ見ると、5ヶ月で431プロジェクト、1410億バーツとなる。
やはり日本がダントツだ。221プロジェクト、1570億バーツとなる
(金額が全体を上回るのは、撤退もあるため)。
2位の中国は、205億バーツに過ぎない(190億バーツのタイヤ工場があったため)。

昨年は、前年からのラヨーン県マプタプット工業団地での公害による開発凍結問題などの影響もあり、直接投資は2,360億バーツと、前年比32%も減少したが(件数は865件と10%増加)、日本からの直接投資は、タイへの最大の投資国として、件数で363件と36%伸び、金額でも1,044億バーツ(35億ドル)と35%伸びた。昨年は4-5月のバンコクの騒乱にもかかわらず日本からタイへの直接投資の伸びは高かったが、今年はこれを凌ぐペースのようだ。
 「選別強まるアジアへの直接投資 2011-1-19」
  http://uccih.exblog.jp/12722121


もっとも、こういった数字は大きなプロジェクトがあったかないかで
大きく振れるから、要注意です。

ベトナムやインド、インドネシアといった新興国の投資魅力が出てくる中で、
安定性なども考えると、なおタイの魅力は失せていないといったところだろうか。
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by ucci-h | 2011-06-09 19:01 | 貿易・直接投資の動き | Comments(1)
Commented by クンタレ at 2011-06-10 09:34 x
ベトナムやインド、インドネシア、ラオスといった新興国の投資は止まりませんね。これは政治的要因と労働力が高い国から安い国への資本移動という側面があります。日本の投資はどこの国からも歓迎されています。これが世の中のお金の流れなのでしょう。日本は本店のある国ということになりあそうです。
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北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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