こちらの方は、気軽なクエティアオやパッタイ、ラードナー
などのおいしい店が多いので、自分で作る料理の回数が
減ってしまった。
「それではいけない」と思ったわけではないが、
突如、「日本の豚汁やけんちん汁は、野菜も多く入って、
世界に誇れる最高のおいしい健康食ではないか!」と
天の啓示を受けたわけではないが、ひらめいてしまった。
というわけで、豚汁を作ることにした。
豚肉、ジャガイモ(サトイモの代わり)、にんじん、たまねぎ、ねぎ等は
地元の市場で購入。ついでに、しめじも。
リンピン・スーパーでは、ありがたいことに、味噌、こんにゃく、
ごぼうが手に入る。こんにゃくは味のクッション剤、ごぼうは刺激剤で
欠かせない。
作り方は、「ためしてガッテン流」の
「だしを使わないおいしい豚汁の作り方」を参考にした。
出来上がった豚汁は、我ながらうまい!
まさに「豚肉と野菜のコラボレーション」だ。
味噌のグルタミン酸と豚肉のイノシン酸が相調和したおいしさだ。
おなべにたくさん作ったので、日本の人に分けてあげたいくらいだ。
3回も食べられた。
煮込む事前に野菜は、味が汁に溶け出しやすくするため湯通し、
豚肉も、臭みを取り、香り成分を中に閉じ込めるべく同じく湯通し、
このふたつの湯通しの手間が効いた。
ああ、おいしいなあ、豚汁!
「豚汁って、味噌汁の一種だったんだ」などと、なぜか思い出した。