増えていることをお伝えしたが、
タイ北部の麻薬密輸に対する取り締まりは厳しくなっている。
「ビルマのけし栽培は減ったのだろうか 2011-12-18」
http://uccih.exblog.jp/15126439/
プレーの街とその西のランパーンの街が、麻薬取引の中継所。
「NSB」(麻薬制圧局)は、地元警察と協力して、北タイのドラッグ・ルートに
50~60のチェック・ポイントを設け、麻薬密輸を取り締まっている。
また、最近は捕まえた麻薬犯の収容を他の受刑者と切り離し、
獄内で麻薬取引の情報が交換できないようにも努めるという。
NSBは、このたび、X線を用いたスキャニング機械2台を6億バーツで
購入し、主要ポイントでの車両のチェックに使う予定だ。
年内には購入したいという。
クルマをトンネルに入れ、スキャニングして、麻薬搭載を
見つけ出す装置は大いに力を発揮すると期待されている。
タイへの麻薬密輸の8割は陸送である。
密輸入される麻薬は、メタンフェタミン(昔のヒロポン、今のシャブ、スピード)が
多く、もちろんヘロインも多い。
ミャンマー、ラオス、マレーシア、さらにはアフガニスタンから入ってくるという。
2011年10月から2012年1月までの4ヶ月間に摘発された
各種薬物の量は、20.32トンに及ぶというから、
一日平均169kgもの薬物が抑えられている計算だ。
何とも多い量である。
麻薬取引の量は減らせるのだろうか?