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立ち遅れるタイの研究開発投資
世界全体のR&D(研究開発費)支出は、民間・政府あわせて
およそ2010年で1兆ドルと言われる。
GDP比で見ると、世銀の調査によると
0.2%ほどから4.0%近くまで分布している(2007~8年)。

1.超低支出国 0.5%以下 アルゼンチン、キューバ、ギリシャ、メキシコ以下多数 
2.低支出国 0.6~1.5% ブラジル、中国、チェコ、インド、イタリア、ロシア、スペインなど
3.中支出国 1.6~2.4% ベルギー、カナダ、フランス、オランダ、ノルウェー、英国など
4.高支出国 2.5~2.9% オーストリア、デンマーク、ドイツ、シンガポール、アメリカなど
5.超高支出国 3.0%以上 フィンランド、イスラエル、日本、韓国、スウェーデンなど

経済の遅れている国は、0.2%程度が多い。
イスラエルは、4.86%とダントツだが、軍事研究費が多いのだろう。

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その中で、タイランドは、製造業は拡大してきたが、R&D支出は“棚上げ”してきた。
タイのR&D支出の対GDP比率は、0.24%(2010年)と、「超低支出国」に属する。
タイの「STI」(国家科学技術革新政策局)は、2016年1.0%、2021年2.0%の
目標を立てている。
研究開発に携わる人間の数も、現在の1万人当たり9人から、5年後15人、
10年後25人を目指している。

現在のR&Dの内訳は、政府が62%、民間が38%と、民間の比重が低いが、
2021年には、民間の比率を70%に持って行きたいとしている。
現在の韓国並みの民間比率である。
R&Dをベースにした生産性向上がないと、開発途上国は多く、
“Middle-Income Trap”(中産階級の罠)に囚われ、その後の経済は停滞してしまう
と懸念されている。
 「スビット氏タイ経済の行く末を斬る 2011-8-27」
  http://uccih.exblog.jp/14435268/

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もちろんR&Dだけでなく、“非技術的革新”と呼ばれる、
ビジネス・モデル、マーケティング、サプライチェーン、デザイン、組織改革
などが、企業成長、さらに経済成長に寄与するわけだが、基本となる
R&Dをおろそかにしたままではいけないと、タイの経済界は懸念し始めている。
by ucci-h | 2012-03-01 17:15 | タイの政治・経済・金融・為替 | Comments(0)
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北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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