人気ブログランキング |
批判を乗り越えて進むタイの工業団地防水壁の建設
1ヶ月ほど前に見たように、タイの今年の雨季に備えての
5つの洪水対策のうちでは、工業団地の防水壁と
水を貯める地域の指定の2つが、なんとか今年中に間に合いそうだ。
 「タイの洪水対策の進捗状況は? 2012-2-24」
  http://uccih.exblog.jp/15477797/

d0159325_14223.jpg

そのうちの今年の柱とも言うべき、昨年被害を受けた6つの工業団地の
防水壁の建設が、批判を受けながらも、進んでいる。
工業団地への浸水を防ぐべく、全長140kmに渡って、
高いコンクリート壁で工業団地を囲むと言うものだ。
政府は、50億バーツを予算化している。
ロジャナを除き、8月末に完成予定だ。

批判は、主に2箇所から来ている。

ひとつは、環境保護団体からのもの。
「洪水がやってきたら、工業団地は浸水を免れるかもしれないが、
その分、回りの住居地区の被害は大きくなる。
また、自然の水の流れを阻害し、生態系を悪化させる」というもの。
もっとも、工業団地を昔の水路に作ったときから、生態系はゆがんだのだろうが・・。

もうひとつは、タイ商工会議所などの実業界からのもの。
「防水壁は解決策にならない。洪水がやってきたら、工業団地は孤島に
なるだけだ。資材の搬入も、製品の出荷もできなくなる。従業員も通えなくなる。
結局、操業停止になるだけだ」
確かにその通りで、メリットは機械の損害を免れると言うことぐらいだろうか。

もっとも、この実業界からの批判はそう強いものではない。
商工会議所副会長は、「ほかに工業団地を作るより現実的だろう」と
見ているし、工業連盟会長は、「防水壁の建設は必要だろう」と
言っている。

タイとしては、官民挙げて、外国の投資家に対して、洪水対策を打っている
ことをアピールする必要がある。
幸い、洪水のリスクは認めながらも、外国企業の中で、
タイのインフラ及び技術者という人的資源への信頼は、強いものがある。

防水壁で囲まれた工業団地、どんな風景になるのだろう?
これからは、工業団地ではなく、「工業砦」と呼ぶことにしよう。
by ucci-h | 2012-03-26 01:05 | タイの政治・経済・金融・為替 | Comments(0)
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
by バンディ
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
検索
ブログパーツ
最新のトラックバック
venussome.co..
from venussome.com/..
http://venus..
from http://venuspo..
http://venus..
from http://venusco..
www.whilelim..
from www.whilelimit..
ライフログ
ファン
ブログジャンル
海外生活
時事・ニュース