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エアポート・リンク線をタイ国鉄が直接運営するようになれば・・・
バンコクのスワナプーム空港と街を結ぶ
「エアポート・リンク鉄道」は、遅れながらも
2010年8月に開業し、2年半が経った。

軌道は、タイなど東南アジアの国鉄などの1m軌道と違って、
1435mmの標準軌道なので、スピードも出る。

しかし、ご存知のように、BTS(バンコクの高架鉄道)との
接続が悪く、料金を下げても、赤字のままである。
いかにもタイらしく(失礼。他の国にも往々に見られるか)、
接続性や客の利便性などあまり考えられていない。

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ここにきて、この「ARL」(エアポート・レール・リンク。
鉄道名にはリンク、連絡と名がついているが・・)を
SRT(タイ国有鉄道)が直接運営しようという話が出てきている。

ARLは、SRT傘下の「SRTエレクトリック・トレイン」が運営している。
SRTは、ARLの資金繰りの問題を解決するために繰り入れたいと
している。

ところが、やっかいなことに、このSRT(タイ国鉄)も赤字なのだ。
タイの最大の赤字国有会社だ。
赤字会社が、赤字子会社を直接一部門にしようというようなものだ。
たしかに、オーバーヘッド・コストの削減や、経営資源の共用で
やり方によっては、コスト削減になるかもしれないが・・・。

ここで、「利用者の利便向上のために」というお題目が出ていないようだ。
エアポート・リンクが相互乗り入れすればいいBTS(別名スカイ・トレイン
だが、このスカイは高架のことだ)は、国鉄ではなく、不動産会社タナヨンなどが
出資している「BTSC」(バンコク・マス・トランジット・システム)社という
民間企業だ。BTSは、ARLと同じ標準軌道1435mmだが。

ここが買い取ればいいのだろうが、BTSはいま都内の延伸計画で手一杯だ。
タイ国鉄がエアポート・リンクを直接運営しても、民間鉄道とつながるだろうか。

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タイ国鉄の直接運営案に対して、ARL側はもちろん反対している。
「直接運営されれば、従業員の給与は出せないぞ」と脅している。
今でもエアポート・リンクは収入を親会社のタイ国鉄におさめ、
タイ国鉄からARLの従業員の給与を出してもらっている形なので
給与が出なくなることはないが、ARL側も利権の防御に懸命なのだろう。

どうも、利便性を良くして利用者を増やそうというのが置き去りにされ、
また赤字会社の経営責任を担うことを怖れるよりも、
利権へのこだわりが先に立つように見えてしまう。

判定はいずれ政治決着されるのだろうが、
これを機会にエアポート・リンクとBTSがつながればいいのだが、
なかなかそうはいかないのか。
by ucci-h | 2013-06-08 11:08 | エアライン・観光業 | Comments(0)
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北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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