「メーカンポン」の村落がある。
標高1300mの高地にあるので、暑季でも朝夕は涼しい。
お茶やコーヒーを栽培しているが、今では、何と言っても
“ホームステイ”の村として有名である。
手前には、ターントーン・ビレッジがあり、
村の先に、メーカンポン滝とさらに行った所にジェーソンの滝がある。
ゴルフをやる人には、サンカンペン温泉のそばの
「ハイランド・ゴルフ」のすぐ先の山道を登っていったところ
と言った方が分かりやすいかもしれない。
以前、チェンマイ近郊の良いところを8つ選んだとき、
メーカンポン村は、第2位に入っていた。
「私の選んだチェンマイ八景 2010-8-30」
http://uccih.exblog.jp/11830529/
「チェンマイの奥の院、山上のメーカンポン村 2009-9-16」
http://uccih.exblog.jp/11237931/
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今から14年前の1999年、お茶などの収入も増えず、
当時の「OTOP」(一村一品)運動でも、これといった商品が
見つからないメーカンポン村では、南部のナコンシー・タマラート県
キリウォン村のホームステイ・サービスにヒントを得て、
ホームステイのサービスを始めた。
そして今では、いくつかの文化観光関係の賞を得るまでになった。
映画「ロスト・イン・タイランド」の舞台ともなり、国外にも知られてきた。
このサービスでの年間の収入は200万バーツと小さいが、
360戸ほどの山の中の小さな村落なので、サービスを提供している
家(24家族)の収入は、年間3万バーツになると言う(これも小さいが)。
環境維持に努め、サービスの質を厳しく維持しているため、
サービスを提供する家は少ないが、
年間4000人の旅行者を受け入れている。
6割がタイ人、4割が外国人で、平均2日滞在すると言う。
確か宿泊料は、3食付で350バーツ(1000円)ほどである。
その他、ガイド(200バーツ)、音楽ショーなどのサービスがある。
ホームオーナーと同額の収入が村に入るが、
村ではこのお金を以下のように使うと言う。
・村の水力発電 30%
・村の開発 20%
・マーケティングとプロモーション 25%
・コミュニティの福祉 15%
・委員会の費用 10%
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トリップ・アドバイザーのサイトにも見られるようになった。
http://www.tripadvisor.com/ShowUserReviews-g293917-d2446762-r152686330-Tiger_Trail_Thailand_Day_Tours-Chiang_Mai.html
手前のターントーン・ロッジは緑に囲まれた別天地で、
料理もおいしいから、何回か泊まったが、
今度は、「ホームステイなんて、居心地悪いんじゃないかな?」という
先入観を捨てて、一度メーカンポン村にも泊まってみよう。
メーカンポンにホームステイした人はいるかな?