2013年5月半ばに、1632ポイントの高値をつけた
タイの株式指数SET指数は、その後予想通り下げに入り、
2013年末、政治的対立が解決されない中、
1286ポイント(-21%)と、1300を割り、
8月半ばにつけた安値と面合わせで、この1年を引けた。
外資の影響の多いタイ株式市場だから、バーツも下がっている。
「加熱する株式市場どちらが正しいのか 2013-2-18」
http://uccih.exblog.jp/17850537/
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高値を付けに行った過程はわかりやすかった。
株式市場で外国人投資家を中心とする主力株の買上げは
すでに終わり、今年第1四半期の買いの中心は、
個人の小型株投機に移っていたからである。
現在の1300水準は、加熱ラリーのスタート水準だから、
相場の過熱感はなくなったことになる。
当面、この1250水準の2点安で持ちこたえられるのか、
それとも2012年の1200水準、2011年の1100水準まで
行ってくるのか注目される。
相場の割高感はなくなってきたが、
2014年の景気動向とこれに伴う企業収益の動向が
注目される。
企業収益がネガティブな伸びしか見せないと、
割安感も消えてしまう。
「やはり下がってきたタイの株式市場 2013-8-26」
http://uccih.exblog.jp/19536841/
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政治対立は、‘いつも来た道’だから、あまり驚きはないが、
タイ貢献党の経済政策(自動車販売奨励策やコメ国家管理政策)の
後遺症が、経済成長の鈍化と国民の債務増加を心配させる。
来年の経済成長は低い数字が見込まれるが、
企業収益の動向がどう出てくるか。
それにより、株式市場の底入れがなお先かも知れない。
年初に(庶民の)タイ人からタイ株やキン投資を勧めれれ、確かキンは年内に2000ドル/ozにまで上がとか言ってたが「庶民が投資話をするようになればバブルも終盤だな」と思ったモノ。日本でいつか来た道。バンコクのデモでさえ本当にガチかどうか・・・・
タイ経済は日に日に悪化しており、政治の混乱が拍車をかけており、視界不良になってきました。
800Pあたりまで下落する可能性が出て来ましたね。