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タイの空でなおシェアを伸ばすLCC(格安航空)

タイの空で、「LCC」(格安航空)の

シェアがなお広がっている。

昨年度は、タイの空港において、

およそ3分の一は、LCCとなった。

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タイ空港会社(AOT)の数字によると、

昨年度(2012年10月~2013年9月)、

タイの6つの空港で、タイに乗り入れている

LCC25社は、2,660万人の客を運んだ。

これは、タイ6空港全体の8,610万人の

31%にあたった。



離着陸回数でも、LCCは18万5千回で、

全体のタイにおける発着回数56万回の

3分の一を占めた。

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LCCの旅客者数は、前年度に比べ+31%、

前年の2,030万人から2,660万人に、1年で630万人も

増えている。



また、発着回数も、前年度の15万3千回だったのが、

18万5千回へ増えて、+21%となった。



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LCCのシェアアップは、伝統的なフリル付きの航空会社の

シェアを食っていくことになる。

2014年2月、国有会社「タイ国際航空」(THAI)は、

バンコク・ハットヤイ間の便をとりあえず

3月末で打ち切ることを決めた。

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これに代わり、「タイ・スマイル」を運行させる。

タイ・スマイルは、タイ国際航空のブランドで

独立した子会社ではないが、

LCCに食われた路線をこの格安ブランドで補おうと言う

戦略である。

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このまま行くと、タイ国際航空は、国内線は

タイ・スマイルに任せ(タイ・スマイルはラオスの

ルアンパバンなど近距離国際線へも昨年末より進出した)、

本体は長距離国際線のみとなって行きそうだが、

ここでも将来は、エアアジアXなどLCC長距離便の挑戦を受ける。

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タイ国際航空は、2013年、130億バーツ(400億円)にのぼる

巨額の最終赤字を出した模様である。

今年度も同様に赤字が見込まれる。



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LCCのトップ企業は、「TAA」(タイ・エアアジア)航空である。

800万人近くを運んだ。

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これに続くのが、タイ生まれのLCCである「ノック・エアー」、

それとシンガポール航空が49%出資している

シンガポールのLCC「タイガー・エアウエイズ」が続いている。

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今年度は、さらにLCC4社ほどの参入が計画されている。



・「タイ・ベトジェットエアー」


ベトナムのLCCである「ベトジェット・エアー」がタイの

カーンエアーと組み、タイに乗り込んで来る。

なお、LCC4社とも、タイ側が51%出資、外国側は

49%である。

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・「タイ・エアアジアX」(TAAX)


マレーシアのエアアジアは、長距離LCCとして

AAX(エアアジアX)を持っているが、これが

タイの資本と組み、タイにも乗り込んで来る(「TAAX」)。

マレーシアに加えて、タイからも格安長距離便が増えそうだ。

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・「ノック・スクート」


タイのノック・エアーとシンガポールの「スクート航空」が

2013年タイに合弁会社「ノック・スクート」を作った。

スクートは、シンガポール・エアラインズが2011年に作った

長距離向けLCCである。

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ノック・エアーはかつて経営が悪化し(タイ国際航空が39%出資)、

国内線に絞ってきた。

しかし、2013年からミャンマーに乗り入れるなど国際化も

図っている折、スクートとの提携ができた。

ノック・スクートは、長距離路線で、本命TAAXに対抗することになる。



・「タイ・ライオン・エアー」


インドネシアのLCCである「ライオン・エアー」が

2013年12月にタイに乗り込んできた。

とりあえず、バンコク・チェンマイ間に就航した。

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エアアジアは、今後のLCC間の競争激化に対して、

さらに7.5%のコスト削減で対応していくと

言っている(フェルナンデスCEO)。

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今や航空機が空の乗り合いバスのようになった時代、

安全性(プラスある程度の快適性と利便性)さえ保たれれば、

LCC流の低運賃が時流になっていくのだろう。





by ucci-h | 2014-02-24 01:21 | エアライン・観光業 | Comments(5)
Commented by ファンの一人 at 2014-02-24 12:26 x
久しぶりにコメントさせていただきます。
一体どこからどうやって収集してきたのかと、記事の内容の情報収集力には本当に感心してしまいます。
ブログの枠を超えて、一つの読み物としていつも楽しみにしております。

タイの航空業界もエアアジアのお膝元であるマレーシアのように、フェルナンデスCEOが掲げているキャッチフレーズに近いものになってきそうですね。
まさに「今や誰でも飛べる」です。
日本でもピーチの井上社長が「飛行機を電車の様な感覚で」と言っていましたが、それが浸透するようになることはあるのでしょうか。

これからも楽しみにしております。
Commented by unknown at 2014-02-25 14:47 x
タイ国際航空、LCC格安便じゃあるまいし、スワナプームで(到着はまだしも)日本行きの深夜便にタラップを使わせるのはやめて欲しい。おまけにウィングの先端まで歩かせてバスが発進。酷い仕打ち。
Commented by unknown at 2014-02-25 15:36 x
タイ国際航空、社長が空軍司令官で軍の管轄?になっちゃいましたね。
大韓航空007便みたくならなきゃいいけど。
Commented by ちゃーん at 2014-02-25 18:53 x
LCCにはあまり乗りたくないですね。
何かの時の補償が気になるところです。
欠航した時、遅延した時、落ちた時。確実に安物買いの銭失いになります(;^ω^)
Commented by ucci-h at 2014-02-28 19:19
タイ国際航空も国営から脱皮するときですかね?もっともコメ代金に不足をきたしたインラック政権がTHAIの国有分を売却しますか?
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北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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