いよいよ「ワールド・カップ」!ギャンブル好きのタイで高いサッカー人気
いよいよ6月13日(金曜)から7月14日(月曜)までの
1ヶ月にわたり、4年に一度のサッカー世界一の国を決める
「ワールド・カップ」がブラジルで開かれる。

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前回イングランドの試合を北たい、ランプーンのいなかの
飲み屋で見ていた(ロッジにテレビがなかったので)。
あれから4年、早いものだ。


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“フットボール”大好きなタイでも楽しみにされている。
今年は、放映権を巡り、タイでの放映権を得た会社と
行政官庁である「国家放送通信委員会」(NBTC)が
最後まで争っていた。


NBTCが、「ワールドカップは国民誰でもが見れる“マスト・ハブ”だから、
全64試合をタイのフリーの民間テレビでも放送させるべきだ」と
4月30日に、放映権獲得会社を「行政裁判所」に訴えた。

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これに対して、2005年にFIFAから放映権を買ったタイのRS社は、
「それではFIFAとの契約違反になる。そもそもマスト・ハブ・ルールが
タイで出来たのは、契約後の2012年ではないか」と反論、
「もし裁定がNBTC寄りに出るなら、全部ブラック画面で出す」と脅していた。


いかにもタイらしい争いだが、結局開始前々日の11日になって、
有料ペイTVは64全試合、通常テレビは22試合放映することで落ち着いた。
日本でどこかの有料テレビが放映権を独占し、
通常テレビでは一部しか見えなくても、
日本の視聴者はあまり騒がないだろうか。


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純粋にゲームを観戦することだけでなく、“フット・ボールの賭け”が
この国では盛んだからフットボールの人気は高い。
もちろん、宝くじと競馬しかギャンブルは認められていない国だから、
フットボールの賭けは、非合法のアンダーグラウンドで行なわれる。


タイのギャンブルの人気には、地方性があるようだ。
ここ北タイでは宝くじが盛ん。毎週の発売日には、道路沿いや食堂に
宝くじ売りが並ぶ。女性でも100バーツ(300円)から手軽に買えるからだ。


タイの東北部、経済の発展が遅れているイサーン地方では、
カード・ゲームの賭けが盛んだという。
もっと手軽なのだろう。
そういえば、カンボジアでもカードゲームがよく行なわれていた。


そして、首都圏や南部の都市の連中は、
隣国カンボジアやラオス、ミャンマー、マレーシアのカジノに繰り出す。
タイ国境の街はタイ人のギャンブラーで一杯だ。


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そしてフットボール賭博となると、テレビの欧州サッカーの放映増や
インターネットのオンライン・ギャンブリングの発展によって、
タイ人男性中心に若い層にまで広がってきている。
いつでも、誰でも、どこでも出来るからだ。

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最近行なわれたチュラロンコーン大学「ギャンブリング研究センター」(CGS)の
調査では、フットボール賭博の広がりが数字で示されている。


15歳から55歳までのタイ人5,000人を対象にした調査では、
なんと57%もが通常何らかのギャンブリングに手を出しているという。
ギャンブラーのうちフットボール・ギャンブルは、まだ9.4%の割合である。


ギャンブラーの最低年齢は7歳だというから、小学校に入ると同時に
ギャンブラーになる子供もいる。
カードゲームとフットボールの賭けが入口になる。


フットボール・ギャンブラーの賭け金は、ウソか本当か、
年間26万バーツ(80万円)にも達するという。

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別の2,000人の大学生を対象にした調査では、
大学生の20%がフットボール・ギャンブリングに手を出していた。
1試合での賭け金は、平均822バーツ(2,550円)。
タイでは二人で豪華なディナーが食べられる金額だ。


学生は、年間フットボール賭博に、平均36,000バーツ
(11万円)を使っている。月あたり3,000バーツの出費となる。
これらの学生の30%が何らかの金銭的トラブルに出くわしている。


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中国人も博打は好きだが、タイ人もギャンブル好きである。
フットボール・ギャンブリングは、国境を越えて広がりそうである。


{追記}

タイでのワールドカップ放映について、ぎりぎりになって
行政裁判所から経済合理性のある裁定が出たと思ったら、
その直後、軍事政権「国家平和秩序評議会」(NCPO)が
これをひっくり返した。


“人々に幸せを”の方針の下、全ゲームをフリー・テレビで
見れるようにせよとのお達しだ。
超法規的な軍事政権は、司法の上を行く。
放映権獲得会社は、損害額を政府機関に請求していくことに
なりそうだ。
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by ucci-h | 2014-06-11 19:02 | スポーツ観戦 | Comments(0)

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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