生のニンジンから作ったキャロット・ジュースを
朝夕1杯ずつ飲んでいる。
トマトもニンジンも、栄養の高い皮を丸ごと
だから、身体にはいいと思う。
トマトは1日6~7個、300グラムほど、
ニンジンも4~5本、300グラムほど取っている計算になるか。
@@@@@
身体には良さそうだが、ビタミンやミネラル類は
どのくらい含まれているのだろう?
栄養分を計算してみた。
トマトは水分が94%と高いが、100グラム当たり、
血圧を抑えるカリウムを220mgほど、
眼によいビタミンAを45μg(マイクログラム)、
抗酸化作用があり皮膚に潤いを与えるという
アルファ&ベータ・カロチンを、それぞれ4μg、540μg、
また、同じカロテノイドの仲間で、抗酸化作用が強いリコピンを9mgほど
さらに、免疫力を高めるビオチン(ビタミンB7)を2.3μg含んでいると言われる。
トマトは、特にリコピンの高い野菜だと言われる。
ニンジンは栄養価が高く(水分は90%)、100gあたり、
カリウムを270mgほど、
ビタミンAは680μg、
両カロチンは、それぞれ2500μg、6800μgと圧倒的に高い。
リコピンも3mgほど、ビオチンも28μg含む。
ニンジンは、アルファ&ベータ・カロチンの宝庫である。
@@@@@
栄養素ごとの1日摂取推奨量は、国によって違うが、
高めの数字で、おおよそ以下のような数字が見つかる。
カリウムが3500mgほど、
ビタミンAが800μgほど、
アルファー・カロチンが1000μg
ベータ・カロチンが3000μg
ビオチンが65μgほどだという。
リコピンの数字はみつからないが、15mgほどと見られる。
@@@@@
1日トマトを300gとニンジン300gを摂っているとすれば、
この2つのジュースからの栄養素は以下のようになろう
(もっとも、100%吸収できるわけではないだろうが・・)。
カリウム1470mgほど、
ビタミンAが2175μgほど、
アルファー・カロチンが7512μgほど、
ベータ・カロチンが22,000μgほど、
リコピンが36mgほど、
ビオチンが90μgほど摂れていることになる。
1日推奨量と比べると、概算だが、
カリウムで42%、
ビタミンAで270%、
アルファー・カロチンが750%、
ベータ・カロチンが730%、
リコピンが240%、
ビオチンで138%摂れていることになる。
@@@@@
もちろん他の食品でも栄養素は取るから、
足りない分はいいが、これだと、概算ながら、
カロチンの過剰摂取になりはしまいか?
調べたら、カロチン類は、ビタミンAの前駆体だから
必要量しかビタミンAにならず、過剰摂取の
心配はないと言われている
(その過程がよくわからないが・・)。
またベータ・カロチンがビタミンAになるときは、
重量の12分の一相当しか作用しないので、
ビタミンAの一日摂取上限値13500μg以上から見て、
ベータ・カロチンの量で見れば、
16万2千μg(162mg)が上限となる。
一桁違うので、問題なさそうだ。
@@@@@
とまあ、あまりよくわからない計算をしてみたが、
トマトの実を守る真っ赤な色のリコピン、
黄色いニンジンの豊富なカロチン。
ともに抗酸化作用の強いカロテノイドを多く含む
トマトとニンジンのジュースを毎日飲むのは、
きっと身体のさびつきを遅らせてくれるだろう。
・・・と思って、毎日飲むことにしている。
ピン川沿いの卸売り市場で20本ほど入った人参を買ってたんですが、ふと積み上げられた箱を見ると、オール漢字の文字が。
マージャーク・ジーン(中国産)だそうです。
やっぱり低農薬のドイカム野菜が最高ですね。