行くために、乗換えでクアラルンプールの新しいLCC用空港
「KLIA2」(クリア2)を初めて使った。
KLIA2は、以前の“馬小屋”と呼ばれた「LCCT」
(LCCターミナル)が、エアアジアを中心とする
LCC便の増加で、年間1500万人(1日4万人)の
容量をはるかに超える2200万人(1日6万人、昨年)と
なってきたため、新たに年4500万人(1日12万人強と
チャンギやスワナプーム並みの扱いを目指す)容量として
建設されたものだ。
2010年に着工し、当初の開港予定2012年4月が
延びに延びて昨年2014年5月の開港となった。
「馬小屋K/LのLCC新ターミナルKLIA2はいつできるのか? 2013-6-25」
http://uccih.exblog.jp/19052575/
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世界で一番高い134mの管制塔を持つ
この広大なLCC向け空港(4千m滑走路)は、
旧来のLCCTより街寄りに作られて、
市内への交通も便利になった。
しかし、ここにも政府の空港公社と
民間のLCC航空会社の思惑がすれ違っている。
大きな設備とジェット・ブリッジを備えた空港の
使用コストは、格安航空にはコスト高となった。
空港側は、従って、KLIA2は、LCCTの4.3倍の
サイズ(25.7万平米)なのに、総工費は
3.3倍の11億リンギ(360億円)でまかなったと
宣伝している。
エアアジアが独自に開発したチェックイン・システムも
使えないと言っていた。
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また、実際乗り降りした印象では、
スワナプーム空港以上に、入管には、
ターミナルから10分以上歩かなくてはいけない。
多くのお店や施設を入れたと言われるが、
まだ入っていない所もあるが、チャンギなどに比べ
そう楽しくもない。
まあ、馬小屋から、広めの“人足小屋”に変わったといった
印象である。