いろいろな名前の選手が参加するので面白い。
今も、ウインブルドンに男子だけでも128人の選手が集まっている。
ニシコリ(錦織)選手(25歳)も、最初は、ニシキオリ選手かと思った。
「チョピンとは俺のことかとショパン言い」という
川柳があるが、これに似たことがけっこうある。
ベルギーの若手David Goffin(24歳)は、日本のヤフーの
テニス・サイトなどを見ると、「ゴフィン」と表記されている。
まあ、外国人の名前をカタカナで表記するのは
もともと無理があるが、できるだけ実際の発音に近づけた
表記にして欲しいものだと思う。
ゴフィンなどと言われると、まるで本人には気の毒だが、
コフィン(coffin、棺おけ)を連想してしまう。
ベルギー出身なのだから、フランス語流の「ゴファン」と呼んで欲しい。
もっとも、ここタイでは、フランス風の表記は、英語の綴り読みで
発音される。タイヤの「ミシュラン」はタイでは「ミシュリン」となる。
もう、ミシュリンが耳になじんでしまった。
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トップ4のひとり、イギリス(スコットランド)のAndy Murrayは、
日本ではマレーとマリーで書かれる(ヤフーはマレー)。
しかしここは、-rayなのだから、「マレー」で統一してやりたい。
マリーだと、Maryを想ってしまう。
バンコクに4年前マレーの試合を見に行ったとき、あとから来た
台湾のおばさんたちが、「ムライ、ムライ」と応援していた。
Murrayを村井と呼ぶのも悪くないけどね。
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これまたオーストラリアの若手Nick Kyrgios(20歳)も罪作りな
名前だ。父親がギリシャ系豪州人だ。
ヤフーのテニスページのように、キリギオスと、キリギリスみたいな
呼び方になってしまう。gは発音しないので、正解は「キリオス」となる。
「gを取ってしまいなさい」とも言えないし・・・。
もっとも呼び方については、こんな例もある。
世界5位のスイスのスタン・ワウリンカStan Wawrinkaが,
最近自分のことをバブリンカじゃなくて、
ワウリンカと呼んで欲しいと言ったそうだ。
ローザンヌ出身だが、母国ではにごってバブリンカのはず。
英語読みが広がったので、ワウリンカが気に入ったのか。
VとW(Vの重なったもの)の発音の使い分けはまちまちだ。
英語はブとウだが、ドイツ語だとフとブになる。
余談だけど、ここタイでは、V(ヴィー)の音はないから、
Vで始まる地名などもみなW(ウィー)に近い音になる。
「ウォルウォ」と聞いて判りますか?車のボルボVolvoのことです。
いろいろ挙げると長くなるので、おしまいFin
(フィンじゃなくてファンね)。
むしろMaryは「メアリー」と書くべきだと思っていますので。
ハレー彗星も昔の天文学の本では「ハリー彗星」とありました。こちらの方が幾分英語の発音に近いのですが。
>「ウォルウォ」と聞いて判りますか?車のボルボVolvoのことです。
語源であるラテン語の発音に先祖返りしてるのが興味深いですね。