ホアヒンで、女子の国別対抗テニス「フェドカップ」が
行われている。
テレビで見たが、面白いのは、英語のアナウンサーが、
「こちらは“冬”ですが、気温は35度です」と
繰り返していたことだ(笑)。
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昨2月5日のアジアオセアニア地区Aグループ
(4か国)の日本対地元タイの闘いは面白かった。
ここでトップになると、きょう6日Bグループの覇者台湾と、
ワールドグループ2部入りをかけて争う資格が得られる。
1963年から始まった、男子のデビスカップに匹敵する
フェドカップでは、日本は一時(1996年)世界のベスト4まで
行ったことがあるが、最近は、ワールドグループ1部(8か国)、
その下のワールドグループ2部(同じく8か国)入りをねらう
その下の3つの地域ゾーンのひとつ「アジアオセアニア地域」の
8か国の中で戦っている。
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試合は、前日までタイがAグループ(4か国)内で2勝0敗。
日本が、初戦ウズベキスタンに2対1(シングルス2試合+ダブルス1試合)で
破れ、次のインド戦には2対1で勝って、1勝1敗で続く。
タイとの対戦で勝って、アジアオセアニア地域決勝に進みたいところ。
浜辺の風の強い中で行われた試合は面白かった。
第1試合のシングルスでは、ダブルスが得意の穂積絵莉(世界206位)が
タイの若手18歳のブンヤウィ(世界629位)と対戦。
両者はここまで無敗。
第1セットを取った穂積が第2セットも5ゲーム対2、
日本が取ったかと思ったら、ブンヤウィが驚異の粘りで
5ゲーム連取して7対5でセットオール。
第3セットもブンヤウィが取ってタイの先勝。
日本は後がなくなった。
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第2試合は、日本のランキングトップの日比野菜緒(世界56位)が
タイのルクシカ(別称カムカム、世界149位)と闘った。
カムカムは2014年の全豪でかつてのウインブルドン・チャンピオンの
クビトバ(チェコ)を破り、有名になったタイのホープだ。
第1セットは6対0でカムカム。第2セットも5対2で
カムカムがタイの勝利まであと1ゲーム。
ところがここから第1試合を裏返すような展開となり、
マッチポイントをしのぎ7対5で第2セットを取った日比野が
第3セットも6対1で取り、1勝1敗とした。
第3試合の首位を決めるダブルスでは、青山・穂積組が
第1セット2対5とリードされるも、そこから7対5と逆転、
第2セットは勢いそのまま6対0で取り、日本のプレーオフ進出を決めた。
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いずれも逆転となった日本対タイの試合。
面白かった。バレーボールと同じく、タイも日本もフレーフレーだ。
きょうの台湾とのプレーオフ。やってくれるかな?