テニスの上海マスターズ(優勝得点1000点)が
10月9日から始まった。
錦織選手は臀部の治療で出られないが、
多くのトップ選手が出ている。
その中で、3日目の2016年10月11日は、
世代交代の序章を示す日となった。
ドイツの若手有望選手ツベレフ(19歳、世界20位)が、
チリッチ(クロアチア、11位)をフルセットで破った。
彼のプレーには勢いがあり、将来のトップ選手の素質をもつ。
またフランス若手の有望株、22歳のプイユ(世界16位)が、
強打のベルダスコ(スペイン)を2セットで退けた。
また楽天オープンで優勝した豪州のキリオス(13位、21歳)も
米国のクエリーを2セットで退けている。
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また、すでに若手というより錦織と同じ中堅世代に入った
ベルギーのテクニシャン、楽天の準優勝者ゴファン(世界12位、25歳)は
復帰の強者デルポトロ(アルゼンチン)にフルセットで勝利した。
米国トップのソック(24歳、24位)も勝ち、
最近復調著しい中堅のディミトロフ(ブルガリア、25歳、17位)も
フランスの巧者ガスケ(18位)を2セットで退けている。
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ネット上で、世界ランクがリアルタイムで見れる便利な
サイト、「ATP Live Ranking」がある。
http://live-tennis.eu/en/atp-live-ranking
世界トップ30位までを、年齢グループで
3つに分けてみる。
「成熟グループ(28歳以上)」が29歳のジョコビッチ以下19人。
「中堅グループ(25~27歳)」が錦織(26歳)、ラオニッチ(25歳)以下5人。
そして「若手グループ(24歳未満)」が
ティーム(オーストリア、10位、23歳)以下6人の内訳となる。
現在のプロテニス選手のピーク年齢は、
30歳前後だろうが、ここにきて若手、中堅選手の活躍が
目立ってきた。
若手、中堅が、成熟グループを破るのは、世代交代を感じさせる。
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こうなると、むしろ、ワウリンカやナダルなど30歳台(計13人)の
選手を応援したくなる。
37歳のカルロビッチ(クロアチア、21位)は、なおパワー・サービスで
頑張っているし、フェデラー(35歳)の来年の復帰を期待したい。
両横綱のジョコビッチとマレーも来年には30歳になる・・・。