ーーその4.ナーンとプレーには何があるの?--
ナーン県は、チェンマイ県の真東に位置する。
しかし、山に阻まれるので、南のランパーン県からプレー県を
回っていくことになります。車で
距離315km、所要時間4時間40分とグーグルマップには出ます。
ナーン県には何があるでしょう?
タイ人とお寺とたんぼ以外ナ~ンにもないってこともないでしょう。
チェンマイからランパーンまで100km、1時間半。
ランパーンからプレーまで105km、1時間35分。
そしてプレーからナンまで115km、1時間40分。
計315km、5時間弱の行程です。
2019年1月末、プレー、ナーンへの旅に行ってきました。
最初の日は、ナーンの街を越えて、ナーン県のプア郡(アンプール・プア)の
ホテルまで一挙に行きます。
人口7千人のプアの町(タンボン)は、山のふもとの静かな
のんびりした街です。
町の北方東に延びる山並みは、
タイで最大の国立公園「ドイ・プーカ国立公園」です。
海抜1980mのドイ・プーカ山は、ラオスのルアンパバーン山脈の一角です。
朝方、車でゲートまで行きましたが、キャンプ場もあります。
ドイ・プーカ国立公園の広さは1700㎢、日本の北アルプスを包む
中部山岳国立公園全体の広さに近いです。
プアの街のホテルの庭からは霧に包まれた山並みが眺められました。
絶景ですが、日本の山並みと比べると、なにかのどかな眺めです。
プアの街並みもいかにも高原の街といった感じで
素朴な食堂のタイ料理もとてもおいしかった。
2日目は、ナーンの街へ。
ナーンの街で印象に残ったのは、
街の真ん中にあるお寺、「ワット・プーミン」と南方の郊外にある
「シーナーン国立公園」だろうか。
ワット・プーミンは十字型に組まれた珍しい建物の中に
中央に4体釈迦像があります。
その中央が仏塔。
また4面の壁には、愛情や地獄も含め、色々な壁画が残されていて
興味深いお寺です。
建立が1596年ということですから、日本では秀吉の第1次朝鮮出兵後
起こった慶長伏見大地震の年に当たります。
関ヶ原の戦いの4年前ですね。
シーナーン国立公園も大きな国立公園ですが(広さ1024㎢)、
その中の「ドイ・サマーダーオ」(星を見つめる山)が有名です。
ナーンの街の南、緑が広がるとうころこし畑の中から
登っていくと、キャンプ・テントが広がる丘に着きます。
思ったほどの広がりはありませんが、まさに星を眺める丘です。
ナーン川沿いに広がるナーンの街も静かですが、
この日は、プレーまで下り、さらにその先のデンチャイの
リゾートホテルに泊まりました。
その4終わり