チェンマイの家庭への配送事情が、ますます便利になっている。
日本の宅配は、人手不足で大変だが、
こちらは、新たな安い配送サービスが広がっている。
宅配便では、従来の「ニムシーセン(林時盛)」が、
60バーツ(約200円)で小口荷物の宅配を引き受け、
郵便局より便利だった。
今は、黄色い車の「ケリー(Kerry)」が、
なんと35バーツ(約115円)で、小口荷物を県をまたいだ別の家へ
1~2日で届けてくれる。
タイは、道路事情が良いので、
陸送のポテンシャルは高い。
また、日本では荷物の増減の変化が大きいので、
到着3時間ほど前の電話での到着確認は
されないというが、こちらでは、到着時間を前もって
知らせてくれるので、再配達がない。
そしてここにきてびっくりしたのは、
食事の宅配だ。
食事の宅配といえば、以前はピザ屋が
40バーツ(約130円)ほどとって、バイクで
旗をひらめかせてやっている程度だった。
それが、この「グラブ・バイク」の
出現によって、様変わりとなる。
何せ市内配達なら、たった19バーツ(約65円)で
ほとんどの食堂のメニューを届けてくれるからだ。
我が家は、サンカンペーン郡に入るが、
市の中心から8kmほどの郊外だから、
届けてもらえる。
しかも、グラブのアプリを使ってのオーダーだから、
「注文を受けて、食事が出来上がりました」などの
メッセージが入り、バイクが今どこを走っているかの
地図も見れる。
ドライバーの名前も見れる。
さらに、食事のうまさの程度もフィードバックできる。
グラブは、まだタイではタクシーも含め、
正式には認可されていないようだが、
顧客の利便性を考えてのこのサービス、
これからの高齢化社会にもぴったりだ
(もっとも高齢者のウエッブ・リテラシーが
必要だが)。
日本でも、ランチや夕食時に、
好きな店の好きなメニューをそのままの値段で
我が家にすぐに届けてもらえたらいいだろうな。
しかも、100~200円程度の安いバイク料金で。
人手が足りないかな。