日本では5月末に、予定よりいち早く「緊急事態宣言」が
解除された。
以上

国内の感染者がゼロになってきたここタイでは、
「非常事態宣言」が期限が来ても延長されたのに対し、
日本の規制解除は早いなあと、当時、思ったものだ。
そして、それから一か月余りして、日本の大都市中心に
感染は再拡大し、今では、4月のピーク時の感染者数を
上回ってきている。明らかに、1.5波、ないし第2波の到来だ。

このような典型的な感染再拡大が、世界の国々でも
起こっているのか探って見た。
「worldmeter」によれば、主要国のうちこのような再拡大が
起こっている主な国・地域は、日本と豪州と香港だ。
感染者数で世界第72位のオーストラリアは、
日本同様、3~4月の拡大期の後、小康状態を迎えたが、
6月末からじわじわと拡大してきた。

メルボルンのあるビクトリア州(人口600万人ほど)では、
ここにきて一日の感染者数が400人を超えており、
東京都(人口1400万人)で言えば、900人超にあたる。
各州とも、交通規制を敷き、この第2波の封じ込めに
動き出している。
オーストラリアは、南半球なので、今は冬の入り。
しかし感染増はそれが理由だけではなさそうだ。
確かに、南半球に位置する南アフリカ(人口5900万人)などは
ここにきて増えているが、
お隣のニュージーランド(人口500万人)は、感染者
ほぼゼロで抑えられてきている。
オーストラリアの場合、5月から前倒しで規制解除に
動いたのが、ここにきて響いてきたとみられる。
ニュージーランドは、6月になってから規制解除に動いたが、
新規感染者数がゼロになってからだ。
この一か月の差が、明暗を分けたのだろうか?
もうひとつ、香港。
一時は、感染封じ込めの優秀地域と目されていた
香港(人口750万人)だが、ここにきての急拡大は、
“世界への教訓”とまで言われている。

結局、発生地中国に一番近かった香港は迅速な
対応を取り、4~5月と見事に抑え込めたが、
その後の気の緩みからか、第一波を上回る高波に
さらされている。
レストランやバーに人が戻っただけでなく、
外国から域内へ入ってきた者への隔離を免除するなど、
経済再興のために、ずいぶん規制を緩やかにしてきたようだ。
今や、日本、豪州、香港の3つが、第2波に見舞われている。
いずれも、規制緩和が早かった国々だ。
この3地域が今の再拡大を抑え込めるか、世界の注目の
的になろう。
日本政府は、豪州、香港の状況をどのくらい勉強しているのだろうか?
ここタイは、国内感染者が2か月近くゼロなのに、来月も「非常事態宣言」を
延長しそうだ(軍事政権は、便利なツールを手放したくない!?)。
日本へ航空郵便物も送れない状況が続きそうだ。これも困ったものだが。


