外国語をものにする秘訣ってあるの?
(シリーズその2)
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インプット(聞き、呑み込む)に7割重点!?
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4.外国語の科学的学習法ってあるの?
外国語の学習方法については、多くの本が
出ているが、その人の思い付きだったり、体験談
だったりで、科学的に分析された本は少ない。
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岩波書店の2015年発行で、白井恭弘という
上智大出の先生の「外国語学習の科学」という
本を見つけたので、海外での研究も多く引用されていて興味深かったので、読んでみた。
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内容は、常識的なことが多かったが、
外国語学習の方法についてヒントになる面が見られた。
本の内容と自分の理解では多少のずれがあるが、この本からのヒントでまとめてみよう。
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5.インプット(聞く&読む)に7割の比重
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まず、「インプット重視」の考え方である。
「読み、書き、聞く、話す」は学ぶ4つの要素だが、
サンノゼ州立大の先生の研究によると、
「聞く」が70%ほどを占め、最も重要なファクターだという。
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ここで言うインプットとは、耳や目に入ってくるという意味。
アウトプットは、逆に口や手から出ていくという意味である。
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インプットだから、「読む」も入っているはずだが、読むの貢献度は付随的のようだ。
会話中心だから、「読む」が後回しというよりも、言葉はもともと音だから、これを耳でつかむのが一番脳に定着しやすいというのはわかる。
むかしの横浜の「一輪車英語」が一番耳に残るのと一緒だ。
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6.「聞く・読む・話す・書く」ではなく、丸ごと呑み込む
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耳で聞き流しているだけでは、ものにならない。
発音や声調といった音の聞き分けが大事だからではない。
音を聞き分けるだけでなく、その意味もまとめて「まるごと呑み込」まないと、大人の脳には定着しない。
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「聞く」を重点訓練としたあと、先のサンノゼの先生が「話す、読む」で2割+1割とフォローしているのはうなずける。
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口で話す、目で読むことは、重点インプットである「聞く」を補強し、
リハーサルの訓練時間を与えてくれるからだ。
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「話す、読む」は、またそれぞれ別の学習という理解ではなく、
「聞く(理解する)」という主要テーマの補強材という役割が大きいと思った方がいい。
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(その3に続く)
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