長生きは、そう祝福される事でもない!?
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昔に比べれば、人間の寿命が長くなっている。
でも、長寿のプラス面だけをマスメディアが取り上げるのは、片手落ちのそしりを免れないだろう。
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最近読んだ本の中で、大阪大学卒の医師の久坂部羊という人が、
3年前に書いた「人はどう死ぬのか」という本を読んだ。
良書である。
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「年配者が倒れたといって、やたらと救急車を呼んで病院に担ぎ込むな」
「人工呼吸器や胃ろうをつけるネガティブ面をよく知ろう」
「医者が病院でできることをよく知ろう」
といった、現場で多くの看取りを行なってきた医師の正直な思いが披露されている。
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長寿そのものはめでたい事ではあるが、長寿になればなるほど、
人間、体の痛みや苦労が増えるのも間違いない。
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「ACP」(アドバンス・ケア・プラニング)というのがある。
前もって、意識の確かな内に、自分の意思を周りに伝えておくことだ。
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「ACP」に、むだな延命治療を行なわないことだけでなく、
救急車を呼ばないことも、身内に伝えておかないといけない。
でないと、タイ人の妻は、何かあったらただちに救急車を呼びそうである。
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