海外への露出が減少するニッポン人
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日本への外国人旅行者が増え続け、
逆に海外へ行く日本人(旅行も駐在も)に
勢いがないことを見るにつけ、数字ではどうなのか
確認したくなった。
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「狭い日本には住み飽きた!」とうそぶいていたのは、
高度成長が勢いを増してた60年代~70年代のこと。
今や、商社の海外駐在員の希望者も減り、
海外旅行へ行く日本人の数も、コロナ禍からの戻りは鈍い。
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ちょうど、「プレイス・ブランディング魂」というPR会社が
直近のアンケートを出したが、「海外旅行へ行きたくない人」が
全体の51%を示したという結果が出ていた。
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日本の賃金・物価が過去10年ほど全然伸びなかったので、
普通に倍になっていた海外の物価が比較して高くなったこと以外にも、
老々介護で海外へ等行っていられないといった日本社会の
高齢化の足かせなどもある。
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日本は、海外からは人が旅行に来るが、
国民はあまり海外へ行かない、行けない国になってしまったのか。
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海外旅行をする日本人の数は、コロナ前の2019年の2000万人乗せから
昨2024年で1300万人。21年前の数字をなお下回っている。
今2025年に2割近く伸びたとして、ようやく1500万人台か。
日本へ来る外国人旅行者の数4000万人の半分にもいかない。
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日本への海外旅行者の増大は、日本に副作用も与えそうだが、
外貨稼ぎには、貧窮化する日本経済にはカンフル剤だ。
それにしても海外へ行く日本人の割は減っているようだ。
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海外の主要国が、どれだけ海外に旅行者を出しているか、
日本との比較で確認してみた。
世界の海外旅行者数は、国連の統計によると、昨年14億人と
コロナ前の水準に復帰したようだ。その分、日本の出遅れが目立つ。
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身近なタイを例にとってみよう。
今や日本を訪れるタイ人観光客の数は、タイの景気が芳しくないとは言え、
増えている。人気第一のニッポンへは、年間120万人がやってきて、タイへ行く
日本人の数を今や上回っている。
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そのタイ人の外国旅行への出国者数は、昨年で1000万人程。
景気の悪さから、コロナ前の1200~1300万人レベルをなお下回っているが、
人口が4割がた少なく、一人当たりGDPが日本の2割ほどしかないと言われる
国にしては、外国旅行に精出している。
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陸続きのマレーシアなどがあるせいもあるが、タイはインバウンドだけでなく、
アウトバウンドも盛んである。
日本もインバウンドだけでなく、外国の国々への露出も増やしてほしい。
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北タイの地で、同胞の姿も見たいものだ。


