「日本で聞き覚えてきたタイ語がこちらで通じない!?」
~外国語は音を聞いてマネするのが一番!?~
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タイ語をタイ人に判ってもらうために(英語も仏語もみなそうですが)、
「良く音を聞いて、これをしっかりマネするのがいい」と言われています。
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でも、そのタイ語の発音を引っ提げてタイにやってくると、
話し相手から「エ~ッ?」と言われることはしばしばです。
また、タイ人の中には、意味不理解でも判ったふりを
親切に(?)してくれる人もいるので、通じたつもりが
通じていないことも多くあり、誤解の元となります。
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筆者は、自分の経験から、言語ラボ的な、耳で聞いて
まねして覚えるやり方に、ずっと疑問に思ってきました。

そしたら、最近見つけたユーチューブのタイ語サイトの
「Yukiチャンネル」という所で、タイ語の発音のいい日本の若い女性が見事に、
そのワケと良き方法を披露してくれていました。
https://www.youtube.com/watch?v=KPxglOpCeBA
https://www.youtube.com/watch?v=2sNYFZDuiQs&t=56s
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結論から言いますと、音で聞いてそれをマネしても
日本人なら必ずブレが出て来る。日本語の近い音が
どうしても忍び込んでくる。
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彼女の薦める方法は、タイ文字(表音記号)の音を、たとえば
舌先が上の前歯の裏側に当たるかまで注意して、タイ・ネイティブに合わせて行くやり方です。
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たとえば、タイ語には n (น)で終わる語と ng (ง)で終わる語が
とても多いですが、ンとングでカタカナで書き分けても音が峻別されません。
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この場合、 ng (ง)は、語尾を発音する時、舌の根元が喉の奥をふさぐ形で、
鼻から息を出す鼻音にしますが、日本語の「ン」 ng (ง) は、ほぼこうなりやすい。
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n (น)の音は、舌先が上の前歯の裏側に当たることを意識して
口から息が出るように心がけることが、日本語ネイティブには必要なようです。
n (น)の音は安易に日本語だとひとくくりに「ン」と発音されてしまうが、
こちらのn (น)の音を伝えるには、むしろ練習が要るようです。
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こういったことが、日本のタイ語学習者の中にどれだけ意識されて、発音されているのか疑問です。
声調もきちんとマイエークやマイトーもつけて整理していくことが大事ですね。
いい加減だと、いい加減な発音に陥ります。
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また、ペット(「あひる」と「辛い」)の例でもよく紹介されますように、
無気音のc,k,t,pと,有気音の入ったch,kh,th,phの違いもはっきり
させないと、タイ語は通じません。
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筆者の体験でも、スーパーで砂糖の売り場を聞くとき、簡単な言葉なのに、
「ナムターン」でちっとも通じないことが何回かありました。
今から振り返ると、無気音のターンの音(น้ำตาล)が、有気音になっていたのですね。
有気音、つまりhの音が漏れるように発音する手立ては色々ありますが、
唇を固くして、ここから音を出す感じがやりやすいですね。
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タイ語(またその他の外国語)の発音のコツはその他にもいろいろありますが、
まずはタイ文字のスペルが表音記号だと思って、
堅苦しく聞こえますが、そこからきちんと音節ごとに峻別して
音を仕分けることが、結局はタイ人に通じる発音への近道になるかと思われます。
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「学問に王道なし」とは、よく言ったものですね。
皆様のご健闘を祈ります。
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