タイの鍋料理をまとめてみると
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タイは暑い国なので、熱い鍋物は食べない」という〝都市伝説〟が日本にはあるが、
今や鍋料理屋は、タイで一番の人気である。
特に今年のような寒い寒季、政府の外食補助金が出ている時なので、
なべ料理店は混んでいる。
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「タイスキ」「シャブ」「ムーガタ」など色々あるが、
ちょっと蘊蓄めくが、タイの鍋料理を整理しておこう。
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まずは「スキ」である。

日本のスキヤキが語源だが、作り方も味も全然違う。
煮立てたスープに肉や野菜、ツミレなどの具材を入れて食べる。
ポイントは、その店なりのタレの味だ。
以前は「コカ」の店が、スキ料理店をリードしたが、
今は小綺麗な「MK」の店が、タイの女の子の人気店だ。
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スキと似て、スープ鍋に具材を入れて楽しむのが「シャブ」店である。
(日本のしゃぶしゃぶのスライス肉をサッと潜らせるのと違い、
色々な具材を煮る。
鍋には仕切りがあり、違ったスープの味が楽しめる)。
「Ryota」というシャブ・ビュッフェチェーンが一頃広まったが、
ビュッフェスタイルの食べ放題が、若者の人気を得ている。
なお、中国旅行客の増大で、
中国や台湾の「火鍋」の店もチェンまでも増えてきた。
スープ鍋でもう一つ「チムチュム」鍋がある。
イサーン地方出の素朴な料理だが、土鍋にハーブ類を入れたもので香りに人気がある。

以上の鍋はいずれも深い鍋。
チムチュムの土鍋を「モー・ディン」(土の鍋)というように、
いずれも「モー」、台所の深めの料理鍋の料理ですね。
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一方、近年雨後の筍のように伸びてきたのが「ムーガタ」店です。

ジンギスカン鍋のような中央が膨らんだ浅い鍋に、肉や野菜を乗せて焼く。
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特徴は、浅い鍋(フライパンと同じタイ語で「ガタ」という)の周りに溝があり、
そこにスープを溜めて、具材を同時に「煮る」こともできることだ。
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ムーガタは、「豚鍋」の意味だが、最近は牛肉も提供されるようになってきた。
ビュッフェスタイルの食べ放題の店が多く若者に人気だが、
提供される食材の良否で味も料金もピンキリである。
「オーイ・オート」夫妻のムーガタ店の食材が優れている。
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最後にもう一種、少ないが、「スキ・ムー・ガタローン」を紹介しておきたい。
〝熱い浅鍋豚スキ〟という名前だが、鉄板鍋に豚肉野菜炒めが熱々で出てくる。
いわばスープのないドライ・ムーガタ。味がいいのでランチに人気がある。
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以上、北タイからの鍋料理の紹介でした。


