円バーツに行き過ぎ感が出てきた‼️
〜タイ中銀、金取引の制限へ〜
2026年になって、円安バーツ高が
1バーツ=5円をつけ、4年間に渡る
大きな為替変動となった。

その前、2004年から2021年までの
17年間ほどは、円バーツ為替は、
2.5〜3.5円のレンジで動いていたので、
大きな変化だ。
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タイの生活者や旅行者にとって、
バーツ、つまり現地価格が4年で30%も
上がるということは、大きな痛手になった。
筆者は、もともとウォール街を儲からすだけで
生活に不安をもたらす変動相場制には以前から
反対だが、そう言っても仕方ない。
しかし、円安で困るのは日本サイドだけではない。
もともと国内景気が華々しくなく、
観光立国で躓いているタイにもバーツ高の
デメリットは大きい。
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バーツ高の犯人探しは、色々行われている。
別にタイの政情が安定しているわけではない。
経常収支や貿易収支の黒字は保たれているが、
通貨を強くするほどのそれではない。
米国との金利差縮小も理由に挙げられるが、
ここ2年、前半のその前2年の拡大が
裏返ったに過ぎない。
さらには、グレイマネーのロンダリングが
バーツを求めているとも言うが、知れている。
国際収支統計の誤差脱漏は、後知恵に過ぎない。
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金相場のチャートを見ると、バーツ高の
トレンドとかなり一致している。
金価格はついに1オンス5,000ドルに乗せ、
2年間で2.5倍に急騰した(2年前は2,000ドル)。
金相場の高騰とバーツ高と何の関係が
あるのか?
タイの街を歩くと、やたら「銀行」ならぬ
「金行」が目立つ。

潮州人の血を引くタイ人は、ゴールドが
大好きである。
金を溜め込むための手段としてバーツを貯める。
タイの輸出入品の上位には、宝飾品が来る。
金行の売上高は、国家予算にも及ぶと言う。
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1月28日、新しいタイ中銀のウィタイ総裁は、
金取引を3月から1日5千万バーツに制限する
案を出した。
月15億バーツ(75億円)という上限は、
実行されれば大きな制限要素になる。
はたして実行できるかだ。
人々が、バーツ高に身に染みて困り出した。
流れは変わるだろうか?
変わって欲しいものだ。


