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2013年 11月 29日 ( 2 )
ひまわり満開の山と日本兵の遺跡を訪ねて(3/3)
メーホンソンの街は、冒頭に記したが、
小さな昔の北タイの面影を色濃く残したいい街である。
クルマが少ないことがこんなにもほっとさせられるものか。

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メーホンソンの街は歩いて回れる。
メーホンソンの街にはあまりアトラクションはない。
古い板張りの北タイの家が並んでいる。
また、西洋人向けか、落ち着いたオープン・バーが街角にある。

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街の西側にある標高424mのコーンムー山の丘の上に建つ
ワット・プラタートの真っ白な仏塔は、金色のビルマの
仏塔ばかり見てきた目には、とても新鮮だ。

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丘の上からは、西にミャンマーの山並み、
そして東側には、こじんまりとしたメーホンソンの街が、
空港や小さなチョーンカム湖を含めて、見下ろせる。

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湖の南側には、ナイト・マーケット沿いに、ツインの
ビルマ風寺院が建っており、その金色の仏塔は
夜間ライトアップされ、湖に写る姿がきれいだ。

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メーホンソンの街から北側の郊外にはいろいろ見る所がある。
友人と一緒だったので、マイクロバスを1日借り切って
(燃料代別で9時間2000バーツ)、パーイ方面にドライブに行ってみた。


最初に行ったのが、メーホンソンの街からすぐの
スートンペーの竹の橋。
いなかの田んぼの上に架けられた細く長い竹橋。
丘の上のビルマ風寺院の丘まで続く。

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田舎風のなんとも風情のある風景だ。とても気に入った。
田んぼでは村人が刈り取った稲を集めていた。
愛犬のプードルのクロは、どんどん竹橋を歩いて行き、
最後の急な丘への階段も、とんとんと登って行った。


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竹橋の近くに「フィッシュ・ケーブ」(魚の洞窟)がある。
洞窟の底や周りの池には鯉がいっぱいだ(洞窟には入れない)。
ここは、「タム(洞窟)プラー(魚)国立公園」でもあるので、
敷地内はきれいに整備されている。木々と背景の山がきれいだ。

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フィッシュ・ケーブの近くに、
「プー・クローン」(マッド・スパ)がある。
ここでは顔に泥を塗り、足湯につかる。
数十分して出てきたご婦人たちの顔は、見た目にも
白くなっていてびっくりした。何時間持続するのだろうか?
木陰で飲むコーヒーはおいしい。

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時間があるので、さらに北方(1095号線を北東へ45kmほど)の
パン・マパ(ソッポン)の街にあるもうひとつの大きな洞窟、
洞窟の中を小舟で行ける「ロート・ケーブ」へ足を伸ばすことにした。
パーイの街へはそこから45km行ったところだ。

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パン・マパ(ソッポン)の街から9kmほど入った
「ターム(洞窟)ナム・ロート(水の流れる)」は、
広い洞窟の中の水流を竹の小舟で行ける珍しいところだ。
浅い水流の中は魚でいっぱいだ。
天井もとても高い。


ついでに、パン・マパ警察署の前のお店「ロック」は、
コーヒーだけでなく、食事も出来、裏にはコテイジや
庭が川に面し、きれいな休みどころだ。

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この日本軍が作ったという1095号線。
やはり、急カーブに加えアップダウンが多く、きついコースだ。
‘1864カーブ’が誇張でないことがうかがえる。
夕方メーホンソンの街へ帰り、ほっとしたものだ。

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メーホンソンの車の少ない、小さな古い町並み。
メーホンソン郊外のいなかの竹の橋。
クンユアムの小さな町に残された日本兵の足跡。
山一面に咲く黄金色のひまわりの花。
変化に富んだ、楽しい2泊3日の旅だった。


(終わり)
by ucci-h | 2013-11-29 22:33 | チェンマイ近郊お勧め所 | Comments(2)
ひまわり満開の山と日本兵の遺跡を訪ねて(2/3)
チェンマイを朝7時半頃出たが、途中小休止を入れながら、
クンユアムまでの286km、5時間ほどかかった。


11月中旬から12月初旬まで、メーホンソンの南67kmクンユアムの街から
東へ30kmほど入ったメーウコーの山を登っていくと、
頂上1600mの山一面に、
黄金色のひまわりが山を覆うという。

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実際行ってみたらすばらしかった。
大げさに言うと、この世の景色かと疑うほどの壮大さだった。


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ひまわりと言っても、正確にはメキシコヒマワリだそうだ。
同じキク科の植物だが、ヒマワリ属ではなく、ニトベギク(チトニア)属に
はいるようだ。確かに葉の形が違う。
こちらタイでは、「ブア・トーン」(金色のハス)と呼ばれる。


日本ではニトベギク属の名にあるように新渡戸稲造が持ち込んだ
赤いメキシコヒマワリが有名だが、ここクンユアムの丘のものは
まさにひまわり同様の黄金色で一杯だ。

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山一面のひまわりの中に身をおくと、往生するなら
こういう花の中がいいと思うほどである。


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この季節、すでに寒季(乾季)に入っているはずなのに、
行った日の午後は、山の気候ゆえ雲が厚くなり、雨が降ってきた。
肌寒くもなり早々に切り上げ、2日後の帰途、午前中にあらためて寄った。


晴天の高原は涼しく、いろいろと新鮮な野菜を山岳民族の人
たちが売っている。
花畑を渡る風を受けて飲むビールの味は一味違う。

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クンユアムの街は、第2次大戦中日本軍の病院なども置かれた
日本に縁のある北タイの小さな街である。
ビルマへの進攻拠点になるべく、5千人以上の日本兵が
やってきて、病院を作り、滑走路も作った。


この街に、昨年、日本兵の遺品を集めて展示した
「タイ日友好記念館」が完成した。
それ以前に、かつてのクンユアム警察署長だった
チューチャイ氏(現在72歳)が、個人的に日本兵の
遺品を1000点以上集め、保存してくれた話は有名だ。

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日本兵の鉄兜や飯盒や銃その他を展示した地味な記念館だが、
ビルマ戦線からこの地に敗走して来た日本兵を暖かくもてなして
くれたタイ人と、またそれに友好的に対処したと言われる日本兵達。
悲惨な戦争の中で、心温まるエピソードが残るのはありがたいことだ。

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タイの娘と日本兵のロマンスでは、「メナムの残照」(クーカム、運命の二人)が
有名だ。タイ人ならコボリ大尉とアンスマリンの悲話を誰でも知っている。
コボリほど有名ではないが、この北タイのクンユアムにも
村娘ゲーオとフクダ軍曹の実話が残されている。


フクダ軍曹は、戦いで傷を負い、ゲーオの父親が薬草に詳しかったので、
助けてもらい、ゲーオにも看病を受ける中で恋が芽生えたと言われる。

 「北タイの村娘と日本兵の実話ロマンス 2012-8-25」
  http://uccih.exblog.jp/16690686/


当時15歳だったクンユアムの娘ゲーオも、
昨年記念館の開館式への出席を前に86歳の生涯を閉じた。
二人の間の子供ふたりはクンユアムにいるが、フクダ軍曹は
1950年に脱走兵として捕まり、バンコクの病院で病死したと言われる。
クンユアムの村娘のロマンスも悲劇で終わっている。


もちろん戦争中のことだから、実際はカレン族の娘たちが
調達されたのだろうとかの見方も出るだろうが、
タイ娘と日本兵のロマンス話は大事にしたいものだ。


@@@@@


「戦場にかかる橋」のカンチャナブリは、日本軍がいかに捕虜たちを
こき使ったかが過大に宣伝されているのに対し、こちらクンユアムの
タイ日友好は、もっと広められてもいい。


もっとも、今見るこの山あいの小さな平和な村の雰囲気は、
70年前鉄兜と銃剣がやってきた事実と、なんともそぐわない。
それが、こんな小さな村を巻き込む戦争という怪物の正体なのだろう。

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記念館の前のムエイトー寺院の境内には、
日本兵の慰霊碑がいくつか建てられている。
明日は日本の領事が見えるとかで、放水車で
清掃していた。


クンユアムから67km北のメーホンソンへの道は
いい道だが、ここもところどころ急坂だった。
メーホンソンの街へ着くころはすっかり暗くなっていた。


(その3へ続く)
by ucci-h | 2013-11-29 01:16 | チェンマイ近郊お勧め所 | Comments(0)
  

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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