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「親愛なる日本のあなたへ」
親愛なる日本のあなたへ

日本は、震災からすでに7ヶ月、金木犀の香る秋祭りの季節ですね。
いかがお過ごしですか?
こちらタイは、日本でも報道されていますように、毎日洪水のニュースで
大変です。

今年の雨季(5~10月)の降雨量は異常で、チェンマイでも外出を
その都度考える日が続きました。
幸い北タイのチェンマイでは、ピン川が溢れ、観光客の多いナイト・
バザールが水浸しになるのは、9月末の数日で終わりましたが、
その後、ご存知のように、南の、日本企業の工場の多い古都アユタヤは
水没し、バンコクも危機にさらされています。

9月末にチェンマイとバンコク間700kmを縦断した時には、
幹線道路である「アジア・ハイウェイ」は一部水をかぶっている程度で
走れましたが、その1週間後にはアユタヤ周辺で寸断されました。

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北部にある、琵琶湖の半分の水を貯める巨大なプミポン・ダムが
満杯になり、そこからの大量の放水も、下流のアユタヤ、バンコク北部の
状況を厳しくしています。
下流が水浸しになることがわかっていてのダムの放流は、人災ではないか
との見方もありますが、昨年の乾季は、タイは水枯れでこれまた大変でした。
世界的な大きな気候変動が被害を大きくし、今年を天変地異の年に
していますね。

10月15~16日の週末が満潮とも重なりバンコク洪水の危機の山場と
見られましたが、水を東方に迂回させることで何とか凌いでいます。
もっとも、水の流れを変えることには、被害の増えるアユタヤの住民からは
当然反対が出ますし、またバンコク北方のドン・ムアン空港の北の
パトゥム・タニの住宅地も週明け、2m水没したようです。
そこにあるタイ最大規模のナワ・ナコーン工業団地にも浸水してきました。
なお予断は許せないでしょう。

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チェンマイの街は雨季明けが近く、雨のない日も増えてきて、
ピン川の水位も下がってきています。
日照りの日が3~4日続くと、今度は、今年初めの水枯れを
思い出して、乾季の日照りを早くも心配してしまいます。
とはいえ、チェンマイはこれから良い季節を迎えるでしょう。
洪水に心配せず、いらっしゃい。

吉村昭が昭和45年に書いた「三陸海岸大津波」を読みましたが、
人間の歴史は、天災との格闘でもあるのですね。
仏教によれば、人生は苦の連続です。
大きな天災に遭うと、ちっぽけな日常のいらいらなど吹き飛びます。

どうぞ体に気をつけて、日本の良い季節をお過ごしください。
by ucci-h | 2011-10-17 21:20 | アジア的な生活 | Comments(0)
洪水によるタイ米の被害700万トンほどに及ぼうか!?
タイの洪水の被害が広がっている。
心配される稲作の被害だが、商務省から最初の
被害見通しが10月14日に出た。

それによると、洪水ですでに70万トンほどの稲がやられているが、
被害は6~7百万トンにのぼりそうだということだ。
また農務省によると、洪水の被害は、1000万ライ(1.6万平方km)に
及び、8割が水田だから、稲の被害は6~7百万トンに
及ぼうということだ。

グーグル・アースで見た今のタイの地図は、
北は、ラオスが食い込んでいるピサヌローク、タークあたりから
南のバンコクまで、タイの国内に縦長に大きな湖ができたようになっている。
水害のひどい中部平原地帯が、タイのコメ収穫の3割ほどを占める。

タイの年間のコメの生産量は2500万トンほどと予想されるから、
その4分の一が被害を受けそうだ。
今年のコメの生産は、2000万トン弱に落ちるかもしれない。
もっとも、5~7月収穫の乾季米はすでに収穫されており、
11~1月に収穫を迎える雨季米の被害が大きくなりそうだ。

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(バンコク・ポスト紙に載ったプラクリット氏のロップ・ブリで水に浸かった水田)

コメの輸出量については、商務省はなお強気である。
洪水にもかかわらず、年1100万トンの輸出はできるだろうと見ている。
すでに乾季米中心に、今年は900万トンほどを輸出済みで、
被害の多いだろう雨季米も200万トンくらいは輸出できると見ている。

洪水による収穫減によって、コメの値段は上がることになるだろう。
すでに強含みになっているコメ価格は、被害が拡大すれば、
さらに値上がりしそうである。
現在トン600ドルまで来ているタイ米の輸出価格は、政府の政策の
思惑通り、800ドル近くまでいけるのかもしれない。
もちろん、コメの国内小売価格も同様だ。

高いコメ価格の実現を望むタイ新政権の「コメ抵当システム」は
洪水という想定外の後押しを得たことになる
(もっとも、農民は水害、減収で苦しむことになるが・・)。
by ucci-h | 2011-10-16 16:44 | 一次産品の市況 | Comments(3)
タイの歴史的な洪水は、自然災害だったのだろうか?
アユタヤのロジャナ工業団地(198工場、従業員9万人)、
サハ・ラタナ・ナコン工業団地(43工場、14700人)を
水浸しにした洪水も、チェンマイのナイトバザールを
水浸しにしたのも(こちらは小規模だったが)、いずれも
ダムの放水が絡んでいる。

アユタヤには、なお3つの工業団地が危機にあり、
さらにバンコクの北部パトゥム・タニには227工場、
従業員12万人を抱えるナバナコーン大工業団地が
控えている。
プミポン・ダム下流のナコン・サワンの町を水没させた
水は、さらにアユタヤに向かっているという。
そして、その下流には首都バンコクがある。

政府・自治体の懸命の堤防作りが続いているが、
なお予断を許さない状況だ。

今回の洪水騒ぎを見て、一番腑に落ちないのは
水浸しになるのが分かっていてのダムの放流である。

前回見たように、巨大ダム、プミポン・ダムからの
放水量は中途半端ではない。今も80億トンの水が
アユタヤに向かっていると、インラック首相は言っている
(この数字が本当なら、琵琶湖の半分の水を貯めている
プミポン・ダムが、その半分をぶちまけたようなものだ)。
 「アユタヤの日本企業の工業団地も水没 2011-10-6」
  http://uccih.exblog.jp/14707376/

プミポン・ダムは、一日あたり1億トンを放水しているというから、
1日流し続けたとして、1秒あたり1150トンの水を
放流していることになる。あくまで推定数字だが・・。
凄い量の水である。

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(写真はバンコク・ポスト紙より)

10月13日のバンコク・ポスト紙には、「この洪水は
自然災害か、人災か」という疑問で、スミス前気象局局長への
インタビュー記事を載せている。
それによると、今回の異常な洪水は、自然災害と言うより、
水の管理の不足による面が強いとスミス氏は見ている。

@@@@@

すでに6月からの降雨により、ダムにどのくらいの水が
溜まっていくか予測できたはずだ。

ダムに関わる灌漑局と「EGAT」(タイ発電公社)は、
乾季に水が不足するのを怖れて、水を溜め込んだ
(実際、昨年の乾季は異常渇水に出くわした)。

そして、雨季の終わりの今になって、ダムはいずこも
満杯になり、どこも同時に放水して、すでに雨で水の多い
タイ中央平原を水没させている。
今は、すでに上流では雨は降っていないのだから、
一刻も早く3つのダム(プミポン、シリキット、パサック・ジョラシット)の
放流を止めるべきだ。
またバンコク周りの川から海への流水を早めるべきだ。
気象局、灌漑局、EGAT3者の協力がなされれば、防げた面が多い。

@@@@@

ダム銀座の日本でも、上流ダムの放流で、川の氾濫が
ひどくなったというケースがある。ダム管理者は、「あるラインを
超えたら放水すべしとの規則どおりにやっている」との
言い訳が多い。今後の気象状況を見ながら、早めに
少しずつ放水するという例が少し出てきたが、柔軟な対応が
必要なのだろう。

「タイも、6月の雨季の初めから少しずつ流しておけば、
こんなひどい事態にはならなかったろうに・・」と見るのは、
しろうと考えだろうか?
by ucci-h | 2011-10-14 00:01 | アジア的な生活 | Comments(10)
アユタヤの日本工業団地も水没、そして・・・
アユタヤの街に行くと、タイでもまれなほど、日本語の
看板のレストランやカラオケ屋を目にする。
山田長政の日本人村ではなくて、日本企業の工業団地が
近くにあるからだ。
  「アユタヤの印象 2008-9-8」
  http://uccih.exblog.jp/11143836/

タイの北西部タークにあるプミポン・ダムが満杯の様子を
お伝えしたが、タイの洪水状態はいっそう深刻になってきている。
 「あのプミポン・ダムが満杯だ 2011-10-5」
  http://uccih.exblog.jp/14701631/

プミポン・ダムからの放水量が1日6000万トンから1億トンに
増量されたのに伴い、下流のカンペーン・ペット、ナコン・サワン、
シンブリー、そして古都アユタヤの洪水被害が拡大している。
先週、車でバンコクから北上して帰ってきたが、数日遅れていたら、
道路が寸断されて帰れなかった・・。

アユタヤの遺跡が水に埋もれたのに続き、
この洪水で、アユタヤの日本企業の工場が多くある
サハ・ラタナ・ナコン工業団地の43工場が水に浸かった。
増水が急だったので、機械や物を上に上げる余裕がなかったと
言われる。

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(バンコク・ポスト紙に載ったナタティティ・アンパイワン氏の写真)

プミポン・ダムは、放水量を増やしたが、なお毎日平均2億9千万トンの
水を受けているという。2億9千万マイナス1億は、
なお毎日平均1億9千万トンずつ、雨が止まなければ、増水することになる。
10月5日現在の貯水率は97.6%。
133億トンが満杯だから、あと3.2億トンで100%だ。

このままでは、数日でダムの水は溢れ出し、10月11日(火)頃には、
バンコクも水浸しになると予想されている。
さらに、10月17-18日が満潮だから、海に流されぬよう
ボートの用意などを政府では呼びかけている。

過去の被害はもう仕方ないが、
これ以上雨が増えないよう祈るばかりだ。
by ucci-h | 2011-10-06 22:15 | アジア的な生活 | Comments(1)
あのプミポン・ダムが満杯だ!
タイには全部でダムは218あるという。
多いと思うか少ないと思うか?
面積がタイの3分の2の日本には(山川が急峻ではあるが)、
2700の完成されたダムがある(日本が多すぎる!)。
なんだか、両国のゴルフ場の数の比較のようだ。

タイ全国の今年の異常降雨で、タイのダムの貯水量も
90%を超え、放水を余儀なくされ、それが下流の市町村の
洪水、水害の状況を悪化させている。

チェンマイでも、メーテンの「メーガット・ダム」や
ドイサケットの「メークワン・ダム」が放水されると
ピン川の水位が上がり、チェンマイ市内や
サンカンペーンが水浸しになった。

タイで大きいのは、タークの「プミポン・ダム」と
ウッタラディットにある「シリキット・ダム」だ。
王様と女王様の名前のダムだ。
両方とも、近くにゴルフ場がある。

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(10月5日付のバンコク・ポスト紙に載ったチナワット・シンハ氏のダム満杯の写真)
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(2009年11月雨期明けで訪れた時のプミポン・ダムの写真)

プミポン・ダムは、貯水量134億トン、琵琶湖(275億トン)
の半分と言われる巨大ダムだが、
その貯水率は、10月4日で94.3%となってきている。
シリキット・ダム(70億トン)は、99.2%で満杯だ。
昨年の乾季の終わり、水不足で、いずこのダムも貯水量が10%を
割り、底が見えていたのと様変わりである。

そこで、プミポン・ダムは、現在の放水量一日8千万トンを
1億トンに増やさなくてはいけなくなったようだ。
シリキット・ダムも、一日5900万トンを6000万トンに増やすという。

ピン川やナン川の下流の流域の人は、
川の水位の急な上昇に要注意と言われる。

また、チャオプラヤ川の海の出口の放水量を高める
必要もある。
バンコクの水門を開いて、ポンプを使ったりして
放水を増やすそうだ。

いずれにせよ、タイの洪水は、雨季の終わる今月いっぱい
続きそうだ。
by ucci-h | 2011-10-05 23:52 | アジア的な生活 | Comments(2)
チェンマイからバンコクへ、洪水地帯を走る
チェンマイからバンコクまで770キロ。
バンコクで開催されているプロテニス・トーナメントを
観戦かたがた、車で、洪水のタイランドを縦断してきた。

チェンマイも洪水に見舞われた翌日、ターク、カンペーン・ペットを経て、
洪水の被害のあったナコーン・サワンまで行った。
ナコーン・サワンの街は、水が来た跡があったが、街は大丈夫だった
(もっとも帰りに橋の南の左側を見たら、洪水で軒先まで水没
した家が数軒あった。可哀想に)。

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翌日、ナコン・サワンからバンコクを目指し、南下したが、
アユタヤの手前、シンブリーにやってくると、
幹線道路の右、左に洪水が広がっていた。
まるで、日本の浜名湖の中を横切る道路を走っている
ようだった。バンコクまでの幹線道路はつながっていた。

テニスの準決勝を10月1日(土)にインパクト・アリーナで見て、
翌日、バンコクからチェンマイへ帰ってきた。
バンコクからアユタヤまでは、日曜日なのに道路には車が多い。
水や食料を積んだ救援車の列が走っている。

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やはり、ところどころ、洪水で、家が残っていても道路と
つながっていないところもある。
アユタヤを過ぎると、そのうち、道路にも冠水している箇所が出てきた。
幸い、一車線までで通行止めにはなっていない。
ガソリン・スタンドへの取り付け道路も冠水。
水の中を走ってスタンドまで行った。

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中部平原地帯が、被害が多いようだ。
被災した人はお気の毒だが、タイの人たちの
みなで救援する姿はいいものである。

テニスは、男子シングルス準決勝は、
ひざを痛めているモンフィス(仏)がアメリカの新鋭ヤングに
逆転負け。もう一試合は、これもフルセットとなったが、
シモン(仏)に運もなく、力が上のアンディー・マレー(英)に敗れた。
決勝は、マレーがヤングを退け、予想通りの優勝となった。

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インパクト・アリーナは、コンサートもやる会場だが、
鉄の手すりが邪魔になる以外は、よく見えた。
もっとも、バンコクの道路事情は、相変わらず複雑怪奇で
どこへ行っても渋滞だった。
by ucci-h | 2011-10-02 23:59 | アジア的な生活 | Comments(0)
タイ、カンボジアの洪水被害広まる
今年は世界的に異常気象・天災の年だ。
チェンマイもついに、9月28日より洪水につかった。
ダムの貯水量が90%を超え、支えきれなくなったようだ。
街は水につかっているが、地方での被害の割には、
街の人々は、つかの間の水溜りをむしろ楽しんでいる。

タイではここまで170人以上亡くなったようだが、
お隣のカンボジアも10年来の洪水で、105人以上
亡くなっている。
タイのピン川・チャオプラヤ川が氾濫しただけでなく、
大河メコン川も氾濫したようだ。

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タイの田んぼだけでなく、
カンボジアでは数万ヘクタールの田が冠水したという。
おコメの収穫が心配だ。

観光地アンコールワットでは、
道路が途絶され、200人近くの観光客が
空から救出されたという。

雨季もあとひと月だが、
これ以上被害が拡大しないように・・・。
by ucci-h | 2011-09-30 10:03 | アジア的な生活 | Comments(0)
チェンマイ近況 ‘寒季’にはいってきた
チェンマイでは雨季が終わり、‘寒季’にはいってきた。
朝夕ぐっと涼しくなり(タイ人は寒くなったという)、
夕べは24度、今朝は庭先の寒暖計は19度と20度を切っていた。
日本だと18度が最適な気温だが、いつも30度を超える
南国で暮らしていると、20度を割ると「寒いな」と感じる。

テレビでは、相変わらず南部の洪水のシーンばかり。
雨季も末期の9-10月は雨量が最大だ。
もっともここチェンマイでは、今年は8-9月に
川があふれそうによく降った。もう雨季も来年5月頃までおあずけとなる。

雨季の終わり。空気がきれいでピンクや紫の花が咲き美しい。
これから1月ごろまでが一番いい季節だろう。
今年バンコクを騒がせた赤シャツ隊も今は静かで
時々忘れられないように集会をやっている程度だ。

チェンマイの街の車の数はさらに増えたようで、
街の渋滞が、バンコクなどには比べるべくもないが、
以前より多くなっている。
景気もよくはないはずだが、悪くはない。
タイの株価は、日本などと比べるべくもなく、上がっている。
バーツは、円に負けない強さだ。

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今日から、ベトナムの現状を見に行ってこよう。
by ucci-h | 2010-11-04 11:52 | アジア的な生活 | Comments(4)
  

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
by バンディ
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